「好きが伝わる文章講座」by書評家の三宅香帆さん イベントレポート
noteのクリエイターフェスのイベント「伝わる文章のコツは? 好きなものへの愛を語る文章の書き方を、三宅香帆さんに学びます!」に現地で参加した。
ここではイベント全体をレポートする。
一方、講座で特に感動したポイントは「「好きが伝わる文章講座」で感動した3つのポイント とにかくバーっと書け!」にまとめた。
さて、今日の登壇者はこのお2人。
noteの志村優衣さんと書評家の三宅香帆さん。
三宅さん「この2つを覚えて帰ってください」と言われたのはこちら。
「好きが伝わる文章」の大原則(3つ)
「好き」を伝える感想文の書き方(3つだけど、1つは上の大原則のこと)
3つずつに絞り込んでいるのも、三宅さんの視聴者への「やさしさ」なんだと思う。たくさん並べられても圧倒されてしまうから。
早速、それぞれを説明する!
「好きが伝わる文章」の大原則
ターゲットを明確に
文書はつかみが命
なによりも大切なのは、軸
ターゲットは明確に
ターゲット、すなわち想定読者。
書いたものをどんなひとに読んでほしいのか、考えてから書くと、前提の書きぶりが変わってくる。
文章はつかみが命
文章の「つかみ」を怠けない。
それが忙しい読者への「やさしさ」。
たとえばブログだと、 他人に共感されそうな自分のエピソードをつかみに使う。
一方、新聞書評だと 「誰が」「どういう内容を」書いたのか最初に説明する。
メディアによってつかみは変える必要がある!
なによりも大切なのは、軸
自分がどうしても伝えたいこと、だという。
いわゆる主題やメッセージ。
ぼくは「軸」が苦手。
書きながらさまようことが少なくない。
三宅さんは、ぼくのもやもやを一気に晴らしてくれた!
続いて、書評家の三宅さんならではの本への「好き」を伝える感想文向けの書き方編へ。
「好き」を伝える感想文の書き方
「好き」の深堀りをする
「好き」の具体例を挙げる
「好き」を伝える文章術を使う
「好き」の深掘りをする
「なんか好き」の理由を深堀りすることが重要。
そのために言語化をするのだけど、コツが3つある。
言語化のコツ①「SNSで人の感想を見る前に」自分の感想をすぐにメモする
言語化のコツ②自分の体験と紐づける
言語化のコツ③似てる好きなものとの共通点を探す
人の感想を見る前に、ってのはよくわかる。
映画を見終わったあと、ついほかのひとの感想を検索してしまう。
自分の感想を言語化する前に、外部からインプットを受けると影響を受けすぎる。
「好き」の具体例を挙げる
「ここが好き!!!!!」という具体例を挙げるべき
そしてその理由を説明する
例えばぼくは横浜FCが好き。
だけでなく、ドイツ人GKブローダーセンは相手のシュートパターンを読んで神セーブを連発してくれるので最高!
ぐらいまで書くのだ。
「好き」を伝える文章術を使う
ここは最初の3つの原則。
ターゲット、つかみ、軸である。
書く題材は決まっていても、何を主題にするか、どう書くか、迷って書き出せないときがよくある。
迷っているうちに書く情熱が冷め、noteのなかで下書きが貯まっていく
そんな日々は終わりにしたい。
たっぷり90分、たくさんのヒントをいただき、感謝。
しかも最後の記念撮影で顔出ししてしまった…
三宅さん、noteのみなさん、ほかの参加者のみなさん、ありがとうございました。これでもっとnoteをたくさん書けそう(また余計なことを…)。
ほんと、余計なことを言ってしまった…。がんばります…。
もっと詳しいことが知りたい方へ
ほかの視聴者のイベントレポート(発見順です)
怒涛のイベントレポート、16本!(発見できていないものもありそう…)
当日のTweetのまとめ
三宅香帆さんの情報
まもなく三宅さんの「好き」を詰め込んだ『絶対忘れない!妄想古文』が発売、とのこと。
アーカイブ動画(Youtube)
実際の動画を見るのが一番!
この記事が参加している募集
面白いものを見つけて写真を撮れたら投稿します。世の中、面白いものがたくさんあるのに、消えてしまうのがさみしくて。