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レントゲン装置のリニューアルと、胸部X線画像病変検出ソフトウェア導入のお知らせ

2024年7月より、レントゲン撮影装置にFUJIFILM社のFPD(フラットパネルディテクタ)と胸部X線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID」を導入しました。
従来のレントゲン撮影装置よりも高感度、高精細、また低被ばくであるため、患者様のご負担を減らすことができます。
またCXR-AIDによるAI技術を活用することで、撮影した胸部レントゲン画像を自動解析し、病変(肺がん、肺炎、気胸など)を検出し、見落とし防止を支援します。

【FPDの特徴】
・放射線被ばくを低減することができます
従来の撮影装置より放射線の検出感度が高いため、最大約1/3まで被ばく線量を抑えることができます。

・高精細な画像でより正確な診断ができます
FPDの性能と最新の画像処理技術により、高画質でノイズの少ない鮮明な画像を得ることができ、より正確な診断に必要な画像提供が可能です。

【CXR-AIDの特徴】
胸部X線に特化したAIシステムです。
AIとは人工知能のことで、人間の知的活動を機械に代替させることで様々な問題解決や作業効率の向上を図るために活用されています。
このCXR-AIDには、胸部X線画像を自動解析するシステムが搭載されています。

一般的な胸部X線画像は、骨や血管などが重なり合うため、視認性が落ち、特に大量の画像を確認する健康診断などでは、見落とされてしまうことがあります。それを解消するのが、このAIシステムです。AIで撮影した画像を数十秒で自動的に解析し、病変や異常が疑われる部位を特定・マーキングして表示します。

・ヒートマップ表示機能

・スコア表示機能

AIによる直接的な診断をするというわけではなく、「しっかり診るべきところ」が明確になるという点がポイントです。
医師とCXR-AIDとの二重チェック体制により、見落としが予防でき、診断の質のさらなる向上と効率化を図ることができます。
検査自体は従来どおり撮影を行うだけですので、患者さまには余計な待ち時間や追加費用などはかかりません。

※万一異常が見つかった場合は、CTなどの精密検査をご案内させていただき、疾患の確定診断を行います。

●結節・腫瘤影、浸潤影、気胸といった主要な肺疾患の画像診断を対象としています。

肺の疾患は、発見が遅れると重篤化してしまう場合があります。
そうならないためにも定期的な検診で早期発見・早期治療が重要です。

皆様に安全で、安心して検査を受けて頂き、満足して頂ける様これからも努力してまいります。

院長 前園 明寛

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