パンデミック信者の皆様へ

外に出かけづらい?それは本当?

実は私は昨年末、国内旅行をしてきた。そしてその場所は例の陽性者数が多かった所ばかりだった。「旅行に行く」というと知り合いはこんな状況だから飛行機が飛ばないのではないか、とか、いろいろ心配していた。しかし、実際に航空会社のWebサイトを見てみると、私が行こうとしていた日の欠航や運休になった便は台湾行きの便数便と、国内の一便だけ。確かに国外への便はだいぶ減らされてはいるが、全くゼロになったわけではない。国内便もわりとある。いつも通りと行かないまでも、旅行することは充分に可能だ。
旅行当日、空港では体温検査をされたが無事に通過。マスクの着用を求められたが他には特に検査をされたことは無かった。

次に街の様子をお伝えしよう。

金曜日、大阪の歓楽街周辺は人が少なかった。呼び込みの人も人が必死で客を探していたが、かなり苦戦しているようだった。3、4人の客引き(同じ店舗の従業員らしい)に呼び止められたが、逆にあまり強く誘われると行きにくいものだ。「おい!」とか怒鳴られると客引くのにさすがにそれはないだろ、と笑ってしまったが、心情としては理解できる。全然客がいないのだから、多少やけっぱちになっても無理はない。すいません、急いでるんで、と断った。

土曜日、大阪府中心部の飲み屋街はにぎわっていて、大勢の客が飲みかわし、談笑していた。地上の飲み屋は確かに人が少ない感じがしたが地下は営業も通常通りのようだ。ご飯を食べたり飲んだりしたあとはマスクをして店を出る人がほとんどだった。店にも対策に取り組んでいる旨の内容の張り紙もしてある。マスクをした客が飲み食い談笑した後、金を払ってマスクをして店を出る、対策としては完璧ではないだろうか。
マスクを外さないと食べられない。飲食店は客がいないと生計が立てられない。食べ終わったらマスクをつける。マスクを着けないと飛沫が飛ぶ量を半分くらいに抑えることができない。だが、飛沫が飛ぶ量がゼロのマスクをしたら息ができない。丁度よい隙間、丁度よい対応。皆、それぞれ無理のない範囲で対策をしているのだから大丈夫に決まっている。

日曜日、東京。
東京にしては人が少なかった。地下鉄の路線はどれも普通に座れるくらいだった。劇場にも入ったが、対策はバッチリしていた。入り口では体温検査、そしてマスクの着用義務。私が鼻マスクをしていると注意された。仕方がないので鼻までマスクを上げた。客席同士間隔をあけるようなことは無く、隣の人は隣の席に座り、場内はほぼ満席だった。そのため、人がいっぱいなのにマスクをしていて息苦しかった。観劇が終わって外に出たらマスクを外したのは言うまでもない。

総じてマスク、検温以外はいつも通りという感じがした。「ココアアプリのインストールのご協力をお願いいたします」と場内アナウンスが入ったが、係員が客のスマホを開いて確認するようなことも無かった。

美術ギャラリーは検温の設置してある所が多かった。手を近づけるだけで計れるあれだ。ただ、その機械は近づいただけでピーピーなるのでうるさかった。これはギャラリーに限らず、あらゆる店でそうだが、アルコール消毒は任意で、という感じだ。

帰りの飛行機は検温は無かったが、マスクの着用は義務だった。私の隣の席やその他にも鼻マスクの人も何人かいたが、直接注意されるようなことは無かった。機内アナウンスで「マスクは鼻の上まできちんとして下さい」と言われただけだった。無料のドリンクサービスの時に、ぎょれんのホタテの貝柱(原材料は塩と貝柱、干してあってお酒のおつまみのような感じ)が配られてとても美味しかったが、マスクをしながらたべるのは非常に食べづらかった。なんせ、干した魚介類というのは非常に噛みごたえがあって、一生懸命噛まないと食べられない。マスクが邪魔でしょうがない。口の中のホタテと唾液の匂いがマスクの中に充満してくる。結局、マスクを片手で引っ張って顔から浮かせながら食べた。

まとめ
そんな感じで旅行を満喫してきたのだが、予想以上に人は歩いていたし、店も空いていた。検問や職質、防護服を着た人などは見えず、それほど非日常感は無かった。ただ、歓楽街やその他の特定の職業や店だけが「標的」にされて商売の機会を奪われている気がした。「不要不急」という不条理と矛盾の中で、いつも通り商売ができる人、できない人の差がはっきり分かれていた。

不平等や不公平に敏感なはずの日本人が「coronaだから仕方がない」と見てみぬ振りをする現実は嘆かわしい。

ともあれ、人が生きる以上、そこには日常と生活がある。ニュースを見て大変だ、大変だ!と騒いでいるのではなく、現実を見よう。自分の日常だけが正しいと思わないで欲しい。corona信者の皆様は知らないかも知れないが、実はcoronaが嘘だと主張する人の方がナーバスになっている。私の見立てではむしろ、coronaが嘘だと主張する人々はより一層、頭の中は「大変だ!大変だ!」と騒いでいて、出かけづらくなっているのではないかと思う。実際、陰謀論の中には大変な恐怖心を誘うような内容がたくさんある。毒入りワクチン強制化や、自由の奪われてゆく社会の行く末を心配して、あるいは絶望して自暴自棄になっている人がたくさんいる。先月も平塚正幸が逮捕されたし、異常な社会状況の中で狂ってゆく人々に心が痛む。

ネットの情報ばかり見ていては現実を見失う。私達の現実は日常の中にしか無いことを今こそ再確認するべきだ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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