なんか…仕事が楽しくなってきたんだが。
今事務のパートの仕事をしている。未来には不安しかないが、充実した日々を送っている。
そんな楽しい仕事って何？と思われるかもしれないが、会社の社員さんの事務補助の仕事。コピーしたり、チェックしたり印刷したりデータ入力したりいたって普通の地味な仕事である。
今まで17,8年長い専業主婦生活であった。
独身時代は10年くらいは事務をしていたが、結婚出産とともに退職。子供は二人発達特性もあり夜の癇癪二人登校、病院通い、と仕事はできず、お金もギリギリ。自分のメンタル不調など仕事探しどころではなかった。
今まで子供の為に家族優先で生きてきた。親戚付き合いや義母や義姉とのやりとり子供の学校の先生との相談病院発達相談、スクールカウンセラーとの相談、町内会関係、夫は人とのかかわりが苦手というので一切の事をやってきた。やることが多すぎてまず仕事は無理だろうな…と思っていた。夫は前は仕事をやってほしくない、家に居て子供の面倒を見てほしいと言っていたが、ある時夫が仕事してもいいという、ちょうど子供もメンタルが落ち着き（不登校のままだが）子供も働いていいよと。自分も家にいると落ち込む時間が多く家事もそんなに好きではなく、家に子供もおりストレスが溜まる。とりあえず一歩踏み出す、仕事が探すことにした。もう15年以上ちゃんとした仕事についていない、自分には何ができるのか…と不安になりなかなか一歩が踏み出せなかった。パソコンは触っていたが、古い型なので、会社で対応できるのか。不安はつきない。事務の仕事が今まで長続きしたので事務を探すことにした。まず短時間、短期間。まず電話応対ない求人。ハローワークに行く。マイページ登録求人検索。どこを見てもやれる気がしない。外で見かける働いている人が皆エリートにみえる。年齢で面接までなかなかこぎつけない。なんとか短期間の事務に受かった。
働いてみたら、1,2か月は仕事を覚えるのが大変だったが、覚えたら楽しくなってきた。社員のおじさん達と話したり、課長や偉い方も優しい方や面白い方もいて、毎日刺激がある。まず同じ時間に起き、化粧をして好きな服、ピアス選んだり、今まで消極的だった自分に時間を使う事が出来るようになった。少ないが給料も入るので服を買ったり、夫に伺いせず、子供の欲しいものを買ってあげる事が出来る。やっと自分というものを取り戻した気がした。
今の事務仕事が、ただ楽しい
働ける事が楽しい
専業主婦の時は、自分の収入もなく家事育児も完璧でなければと追い込まれていた。自分の存在価値とは。母親という事だけ？家事料理掃除も家計管理も得意ではない。パソコンいじるのやハンドメイドは好き
自宅でハンドメイド販売なども挑戦してみたが、やはり収入面では材料費SNS対策続けるのはなかなか厳しい。
事務の楽しい嬉しいポイントとは
①会社でのパソコン2台使用（パソコンを触るのが好き）
②名前で呼ばれる（だれだれのお母さん、嫁と呼ばれない）
③社員さんの補助なので、基本感謝される
④チェック、記入など好きな文具使用（好きなカラーの色鉛筆シャープペンなど持参）
⑤社員のおじさん達とのたまの雑談（おもしろい）
⑥ファイル背表紙印刷や入力（エクセル好き）
⑦同じ事務のパートさんと仲良し（短期間なので関係があっさりしていてよい）
⑧困ったとき、課長など上司の方がすぐ相談にのってくれる
⑨頑張った分、収入もある。
こんなこと！？と思うかもしれないが、今まで会社や家族で嫌な経験した為、こんなささいな事がうれしい。
ただ書類にハンコするだけでも楽しいんだ。
会社ではお疲れ様と言ってくれる人がいる。それだけでうれしい。
家族経営の会社では仕事をこなしても嫁なのでできて当然とのことと褒められることはなかった。手伝ったお礼に親戚の野菜や近所でもらったお菓子、中古の趣味が悪い棚などが報酬（？）だったが、いらないものも多くモヤモヤしていた。要らないと言っても義母は持ってくる。今は、毎日の仕事量が多く、こなしていく中で余計な事をまず考えなくてすむので働いてからは自分のメンタルも安定している。
自分では人の名前や聞いて覚えるのが苦手な為、基本すぐメモを取る。そして何回も見直し脳に叩き込む。基本1度で覚えるようにする。ノートを見ればわかるように。短期間契約なので早く覚えなければならないので。
人間関係がまず良いと働くのが楽しくなる。
家の事もあるので、短期間短時間が自分に合う働き方。半年など短期間なので、仕事や人が合わないなどあってもなんとかやっていけるし、辞めやすい。契約期間を最後まで全うする。
焦ったり、間違ったりすると更年期の為なのか、汗が大量に噴き出す、慣れてくるとその回数もなくなってきた。家族ファーストで頑張りすぎず、自分のやりたい事もする。自分の心に問いかける。過去は変えられない。これから自分はどんな人生にしたいのか、生きていきたいと思う。