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感染系イケメンウィルス(#ショート#短編#小説#シーン)

モテとは無縁の高1男子。自分はずっと太り続けている人生、、
気が付けば小さい頃からずっと太っていた。背が高く体格もよく太ってもいるのでとにかく体がデカい。主人公になれない自分。好きな女の子がいても、ちらっと眺めるだけで、容姿に自信もなく声をかける事すらできなかった。廊下を歩くと女の子の冷めた目。露骨に避けられたりする時もある。動くのもしんどいのでゲームばかりやっていた。もうオレの人生積んでる。

夏休み、キラキラした高校生活
毎年のように想像とはまったく無縁である。
特に楽しい事もなかった。

ある時、高熱頭痛腹痛具合悪く食欲もなく長期間寝込んでいた。感染系ウィルスだろう。
短い髪は伸び放題、頭はボサボサ。
何週間か部屋に引きこもりになった後、汗で気持ち悪くシャワーを浴びる事にした。
なんとか起き上がって、鏡を見た。

「……」

「誰!?」

「は!?」

鏡を見てビックリだ、
いつもの太って目が小さく腹が出てる不細工のオレはいない。

鏡に映ってるのは…
長めの濡れ髪が、滴り落ちる、超絶イケメンが映っていたのだ。

「へ!?」


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