クリスマスの約束

２年ぶりにＴＢＳで「クリスマスの約束」をやっていた。
私は、あんまりテレビは見ないのだけど、この番組は毎回、すごく楽しみにしてる番組。今まで生きてきて、ビデオを撮ってまで絶対見たいと思った番組は、ドラマの「北の国から」と、この番組くらいかもしれない。

今回も凄く良かった。どの曲も本当に本当に良かったけど、個人的には、中島みゆきの「時代」は色々な思いがあって、聴き入ってしまった。

この曲は、私が子供の頃から知ってたので、たぶん昭和５０年辺りの曲だと思う。良い曲だなーとは、きっと、ずっと思っていたとは思うけど、それほど特別な曲という訳ではなかった。“ある時”までは。

その“ある時”とは、東日本大震災。東日本大震災の直後に聴いた時は、魂が震えた。何度も聴いてるうちに、その曲が心に入ってくるという曲はあるけど、あるタイミングでダイレクトに心に入ってくる曲というのはそうそう無い。まるで東日本大震災の被災者、遺族に書かれた曲ではないかと思うほどの衝撃だった。言葉にはできない感情というのは確実にあって、私にとって、そういう感情を持てる一曲。このコロナ禍で当時の私と同じような感情を抱く人もいるかもしれないなと思った。

曲のアレンジは、いつもそうだけど、どの曲も私好みで最高だった。
以前のクリスマスの約束でもやってた「Please Mr. Postman」も、このメンバーのを聴きたいなと思ってたので、今回、もう一回やってくれて良かった。バンドやったことある人はわかると思うけど、この曲はやってる方が楽しいんだよなー、なんて思ったクリスマスイブでした。