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テントとテーブルはわたしたちが用意するのだ
朝市は出店者にテントを貸しだしている。
厳密に言うと統一感をだすためにうちが用意したテントの下で商売をしてもらう形をとっている。テントは3m×6m。その中に3店舗が入るので、1店あたりのスペースは間口2m×奥行き3m となる。その中を自由に使って、時には少しくらいはみ出して営業していいよとしている。
テントを自分たちで用意しなくていいのは、出店者にとって実はとても助かるらしい。テントは折りたたむことができるもののそれでも荷物の中でも大きいもののひとつ。出店するときに持っていくのといかないのとでは雲泥の差がある。
テントをもっていくのが実質不可能な小さな軽自動車にのっている出店者の中には、テントを用意してくれるムサシのイベントしかでないという人もいるほどだ、それほどありがたいようだ。
実はこれ、ムサシにとってもメリットが大きい。ひとつは前述の一体感。テントを同じにするだけで会場がとてもうつくし、しまりのあるものになってくる。これは、出店者がバラバラのテントをもってきたらまず不可能だ。
ふたつめは、レイアウトのしやすさ。規格が決まっているので場所の大きささえわかれば、いくつのテントが並べることができるか一瞬でわかるので、コントロールしやすい。
出店者は楽。われわれは統一できるとwin-winの関係を保っている。同じ意味合いでテーブルもムサシが用意するがこれも同じ理由から出店者に重宝されている。
さらにいうとムサシはテントとテーブルを貸すことに関して一切お代をいただいていない。そのかわり手伝ってねというスタイルをとっている。
だから、私たちは最小の人数で設営と撤収ができる。ただで貸してあげるからお前ら手伝えよみたいなスタンスでは当然なく、人がいないから助けてねみなさん。みんなでチームでこの朝市を盛り上げようねというスタイルで突き進んでいる。
おかげさまで、撤収は始めた当初と比べて圧倒的に早くなった。みなが積極的に手伝ってくれるからだ。
最近の流れは、完成したエンタメスポットにいくより、お客さんやスタッフが一緒に参加することに寄って完成するようなエンタメのほうが人気らしい。
そういう意味において朝市、ナウいと思います。
主催しているみなさん、このスタイルやってみてください。質問はお気軽にどうぞ。