「日本語を楽しむ」考
年が明け、令和三年。
昨年はコロナ禍で、ほぼ記憶がない一年。
今年は牛の歩みで、一歩ずつ着実に進んでいきたいと思います。
日本語には、多くの方言があり、またアイヌ語や琉球語なども混じっています。それはそれで、面白い文化であると思っています。
<<標準語>>
明治期に入って、言葉が通じないと困るという事で標準語が作られました。山手線内の地域の言葉を標準語にしたようです。
新聞・ラジオ・テレビなどで共通して使われるようになり、方言も徐々に影を薄めていきました。
現在の大河ドラマ「麒麟がくる」の明智光秀。
彼が織田信長に重用されたのは実力もさることながら、公家の言葉が使えるから。という説があります。織田信長は尾張出身。名古屋弁に近い言葉を話していたのでしょう。
方言を使うキャラクターと言えば、坂本龍馬(土佐弁)、西郷隆盛(鹿児島弁)位。それでも、テレビなどで使われているのが本当に方言なのか、不明です。
<<言葉遊び>>
さて、話は戻りまして、日本は大和言葉、中国の漢語、仏教語、英語等々多くの言葉であふれています。
そこで、その言語で愉しませる芸能。落語とか漫談ですね。
漫才などもありますが、あれはアクションも込みなので・・・
古くは平安時代辺りから、言葉遊びは有ったようです。
万葉集などにもあるとか。
多くの言語が共存しているからこその言葉遊びは、とてもそそられます。
<<「へちま」の由来>>
最後に、言葉遊びの例「へちま」。
細長い瓜なので、付いた名前は「いとうり」。
先頭の「い」の発音が弱いので、「と」が目立ちます。
いろは歌では、「と」の前後は「へ」と「ち」。
(※いろはにほへと ちりぬるを)
なので、「へ」と「ち」の間、つまり「へちま」になったとか。
言葉を巧みに使い分けて、今年一年を楽しく過ごしましょう!
続く