連結精算表作成後の分析②:連結セグメント情報で注記も分析も
結/YUIでは連結精算表の作成を1つのゴールとし、そこから連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書)の作成が行われます。
また、クラウドで実現する「ちょうどいい」連結会計:結/YUIのご紹介でも書いた通り、「単体・連結・開示・監査を一気通貫にしたい」という想いがあることから、連結財務諸表作成機能に加えて、監査効率化を目的とした分析機能も実装しています。もちろん、社内の分析にもご利用いただけます(それが監査効率化にもつながります)。
今回はその分析機能の1つである「連結セグメント情報」画面についてご紹介します。
1.「セグメント情報の注記」として活用
前回の月次推移は分析が主な目的でしたが、今回の連結セグメント情報は「セグメント情報の注記」にそのままご利用いただけますので、分析だけでなく連結財務諸表(注記)の作成目的にもお役立ていただける機能になっています。
セグメント注記となると「セグメント間」の消去があった場合には留意が必要がある(「外部顧客への売上高」以外にも「事業セグメント間の内部売上高又は振替高」も記載する)ため、その数字を把握できる機能が求められますが、結/YUIでは相殺消去の連結仕訳を計上する際に「セグメント間」にチェックを入れることができるようになっていますので、セグメント間の情報についても把握・集計することが可能です。
なお、上記の画像の通り、連結科目について会社ごとの個別試算表、個別修正、連結仕訳(かつ、セグメント間は戻す)が内訳として表示されますので、セグメント情報注記の数字のチェック作業も効率化できるようになっています(ここでも「監査効率化」を意識しています)。
2.「セグメント別予実」の情報として活用
「連結セグメント」(連結上の部門みたいなもの)は結/YUI上で設定できます。(※freee会計に「セグメント」タグがあるので、分けるために「連結セグメント」としています)。
その設定した連結セグメントの単位で実績値が集計されるので、集計された実績値と連結予算を比較することによって予実管理にも活用できます。
なお、しれっと「連結予算と比較」と書きましたが、現状は結/YUI側に予算を設定する機能がないため、結/YUIの連結セグメント情報画面をCSV出力して加工するということになりますが、この点、結/YUIに予算を設定できるような開発予定もありますので今後にご期待ください。
3.CSV出力して加工する
上記「2.「セグメント別予実」の情報として活用」にて記載した通り、CSV出力して加工も可能です。こちらも加工しやすいようにカテゴリや連結科目の列を分けていたりしますので、そのままピボットテーブル等の加工にご活用ください。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。結/YUIでは連結財務諸表を作成するだけではなく、その後のチェックも考えた分析機能も実装していますのでぜひお試しください。
今後、この連結セグメント情報機能はさらに進化していく予定(メモ機能、予算設定機能等々)ですが、その内容についてはこちらのnoteを随時更新していきたいと思います。
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