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AWS Marvell Trainiumの採用状況:NVIDIAを脅かすか?
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AmazonのAIアクセラレーターチップ「Trainium」の設計には、主に米国のMarvell Technologyが関与しています。特に第2世代のTrainium2チップについては、Marvellがフロントエンドとバックエンドの両方の設計を担当しています。
Marvellの役割
2024年12月にAWSと5年間の戦略的提携を拡大
カスタムAIチップ(Trainium2)の設計・製造を担当
光DSPやイーサネットスイッチングチップなどデータセンター向け半導体も供給
AWSのクラウドインフラを活用した設計環境を構築
台湾Alchipとの役割分担初代Trainium1とInferentia2ではAlchipがバックエンド設計を支援
第2世代以降はMarvellがフルスタック設計を主導
現在開発中の第3世代Trainium3でもMarvellが関与する見込み
技術協力の背景AWSはNvidiaへの依存軽減を目的に自社チップ開発を推進
Trainium2は前世代比4倍の性能向上を実現
Marvellのカスタムチップ受注額は2024年時点で10-20億ドルと推定
1. 採用時期
2024年中に提供開始予定
2025年2月7日現在、既に一般提供が開始されている
2. 採用規模
Amazon EC2 Trn2インスタンスとして提供
1インスタンスあたり16個のTrainium2チップを搭載
最大10,000個のTrainium2チップまでスケールアップ可能
利用形態
標準的なTrn2インスタンス:16個のTrainium2チップで20.8ペタフロップスの演算性能
Trn2 UltraServer:64個のTrainium2チップを統合し、最大332.8ペタフロップスの理論演算性能
AWSは、Trainium2を活用して大規模言語モデル(LLM)やマルチモーダルモデルなど、次世代の幅広い生成AIアプリケーションの構築を可能にすることを目指しています。
NVIDIAの脅威か?
金額も少なく今のところ脅威ではない