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外資不動産、日本のデータセンター席巻・香港ESRやシンガポールのGLPなどが首都圏や大阪都市部に進出
日本勢は大和ハウス工業が対抗する。主要顧客のクラウド大手は4兆円規模の投資を予定する。生成AI(人工知能)の普及を見越し、巨大産業の陣取り合戦が続く。
ESR:
香港を拠点とする不動産大手。
2024年8月に大阪近郊で国内第1号のデータセンターを開設予定。
東京都西部で2025年に20メガワット、2028年に60メガワットの拠点を予定。
GLP:
シンガポールを拠点とする不動産大手。
2025年2月に東京都多摩地区で最大31メガワットの施設を立ち上げ予定。
将来は全国で900メガワットの整備を目指す。
Goodman Group:
オーストラリアの不動産大手。
2026年以降に茨城県つくば市で1000メガワットの拠点を開設予定。
大和ハウス工業:
日本の不動産大手。
2020年に千葉県印西市で大型データセンターの開発を開始。
オーストラリアのデータセンター事業者エアトランクと連携。
Equinix:
アメリカの不動産投資信託(REIT)。
2024年9月に東京都心に新たなデータセンターを構える予定。
主要クラウド大手も日本のデータセンターに巨額投資を行っています。
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS):
2023年から5年間で2兆2600億円を投資。
マイクロソフト:
2024~2025年に4400億円を投資。
オラクル:
2024年からの10年間で1兆2000億円を投資。
これらの企業が日本におけるデータセンタービジネスに積極的に取り組んでいます