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「RakutenAI-7B」をNvidiaのサイトで試す。NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は、日本が独自にAI技術を開発することの重要性を強調し、楽天を含む日本企業の自国でのAI開発とインフラ整備を全面的にサポートする姿勢を示しています。
楽天が開発した「RakutenAI-7B」は、日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)です。このモデルは、フランスのAIスタートアップMistral AI社の「Mistral-7B-v0.1」を基にしており、70億パラメータを持ち、日本語と英語の両方のデータで学習されています。
そこで、質問してみた。
楽天とは?
rakutenAI
楽天(楽天集団、Rakuten, Inc.)は、日本のインターネット総合サービス会社。楽天グループの中核企業である。楽天市場によるEC市場の約4割のシェアを有し、日本最大のインターネット総合ショッピングモールである「楽天市場」の運営を行うほか、国内・海外旅行などの楽天トラベル、楽天銀行、楽天カード、楽天TV、楽天koboなどのサービスを展開している。2009年3月、東京証券取引所への上場に伴い、三木谷浩史が楽天の代表取締役社長兼CEOに就任した。2018年2月、米フォーブス誌が発表した「2018年 世界の長者番付」において、三木谷浩史が楽天株の売却益で12位にランクインした。
rakuten.AIを説明してください。我が社のサーバーにインストール可能ですか?
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rakutenAI
申し訳ありませんが、rakuten.AIは、楽天の公式AIアシスタントであり、楽天のサーバーにインストールされているものです。 我が社のサーバーにインストールすることはできません。
RakutenAI-7B
日本語の自然言語処理において高い性能を発揮し、特に日本語の理解と生成において優れた結果を示しています。モデルはオープンソースとして提供されており、Apache 2.0ライセンスの下で利用可能です。さらに、インストラクションチューニングを施した「RakutenAI-7B Instruct」や、チャット用にファインチューニングされた「RakutenAI-7B Chat」も開発されています。
このように、楽天は日本語に最適化されたLLMを開発し、国内外での自然言語処理技術の向上に寄与しています。
楽天のAI開発とNVIDIAの関係
楽天のAI開発とNVIDIAの関係には、以下のような重要な側面があります:
技術協力: 楽天証券は、NVIDIAのアバターサービス開発ツール「NVIDIA ACE」を採用して、「投資相談AIアバター」を開発しました。これは日本初の試みとなります。
AIモデルの最適化: NVIDIAは、楽天が開発したAI基盤モデルを自社のプラットフォーム上でサポートすることで、楽天のAIモデルの性能向上や最適化を支援しています。
ハードウェアとソフトウェアの提供: NVIDIAは、楽天のAI開発に必要なGPUやクラウドサービスなどのハードウェアとソフトウェア環境を提供しています。
経済安全保障への貢献: NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は、日本が独自にAI技術を開発することの重要性を強調し、楽天を含む日本企業の自国でのAI開発とインフラ整備を全面的にサポートする姿勢を示しています。
AIエコシステムの拡大: 楽天のAIモデルをNVIDIAのエコシステムに統合することで、楽天のAI技術がより広範な産業や応用分野で使用される可能性が高まっています。
この協力関係は、楽天がNVIDIAの先進的なAI技術を活用して、日本語に特化したAIモデルの開発や金融サービスの分野でのイノベーションを推進することを可能にしています。同時に、NVIDIAにとっては日本市場での存在感を高め、自社の技術を日本の主要企業に提供する機会となっています。
楽天がRakutenAI-7Bを開発・公開した意図
日本語処理の高度化: RakutenAI-7Bは日本語に最適化されたLLMであり、日本語の自然言語処理タスクにおいて高い性能を発揮することを目指しています。
オープンソースコミュニティへの貢献: モデルをApache 2.0ライセンスの下でオープンソースとして公開することで、日本語AIの発展に寄与しようとしています。
技術力のアピール: 日本語LLMの分野で高い評価を獲得することで、楽天の技術力と革新性をアピールしています。
多言語対応: 日本語と英語の両方で高いパフォーマンスを示すことで、グローバルな活用を視野に入れています。
AIエコシステムの構築: 基盤モデル、インストラクションチューニング済みモデル、チャットモデルと、様々な用途に対応できるモデルラインナップを提供することで、幅広いAIアプリケーション開発を促進しようとしています。
研究開発の促進: オープンソースで公開することで、他の研究者や開発者がこのモデルを基に新たな研究や開発を行うことを期待しています。
これらの取り組みを通じて、楽天は日本語AIの発展に貢献しつつ、自社のAI技術力を強化し、ビジネスにおける競争力を高めることを意図していると考えられます。