麻雀でなるべく疲弊しないために

私は昔から割と緊張してしまう性格で、それはギャンブルにおいても同様だった。
周りの後輩が立派なギャンブラーに成長していく中、私はどうしても性格をうまく扱うことができなかった。
スロットやパチンコなど結果にほとんど介入できないジャンルではまだマシだったが、麻雀では自分の選択がダイレクトに結果となって返ってきてしまうので結果で一喜一憂してうことが多かった。

疲れるぐらいなら頭を休めよう

麻雀で最も一喜一憂してしまう場面はアガれるかどうかの部分なのだが、これはよくよく考えてみるとあまり技術が介入する余地はない。
待ちが複数選べたのであれば【自分の選択しなかった方の待ちはアガれていた】などの場合もあるのだが、よっぽどミスをしない限りたいした差はないだろう。

そして最も力が入ってしまうのは、立直を掛けて追っかけが入った場面。
それは、めくり合いにおいて自分がアガれるか放銃するかでは上下16000点程度変わることも少なくなく、これは勝負を決定付けるような大きなイベントだからだ。
しかしよくよく考えてみると麻雀は既に山が決定されており、あとは結果発表を待つだけである。
仮にアカギの鷲頭麻雀スタイルであれば1牌1牌をその都度自分のタイミングで引いてくることができるので、結果論未来を変えることは可能なのだが、私たちの麻雀ではそれもできない。
そう考えてみるとめくり合いで力が入ることは疲弊するだけだ。
そして私たちが麻雀を打つ場合、Mリーグのように1試合のみ打つことは少ないので、いかにスタミナを消耗しないかというのは割と重要になってくる。
よってリーチを掛けたらドキドキワクワクするよりも頭をリフレッシュするための時間に回した方がよいだろう。
リアル麻雀であれば気を抜きすぎてアガリ牌を見逃したりカンし忘れなどには注意しないといけないが、ネット麻雀では勝手にアガってくれるので、リーチを掛けたら立ち上がってストレッチをしたり、ベットに寝転んだりした方がよい。
今の私のように文章を書いてもよいかもしれない。

厳密にはガチで勝ちたいなた相手の動向を見ることに意味はあるが・・・
リアル麻雀であれば同じメンツと長時間連続で打ち続けることも多いので、自分がリーチしたあとの相手の押し引きも人読みとしては重要になってくる。しかし麻雀において相手の手牌を毎回確認できるわけではなく、相手のアガりもしくは流局時テンパイでしか手牌を知ることができない。
特にネット麻雀では一期一会なのでそれを知ることができても残りの局にそれだけ活かせるかは疑問だ。

過去の選択を振り返る行為も同様

麻雀を打っていて、難しい何切るの選択があった場合、その打牌が済んだにも関わらず本当にそれが正しかったか?など考えてしまうことは誰にでもあるだろう。
一見、それは過去を振り返っているだけの無駄な行為のようであるが、麻雀を上達するためには有効であるとも言える。
もちろんあとから牌譜が見返せるネット麻雀ではその場でやる必要はない行為なのだが、なかなか毎試合検討するのも難しいので対局中にやってしまうというものだ。

(例)

このような手から何を切るかはドラや場況に依存することが大きい。
例えばドラが2pだとしよう。
あなたはイマイチ何を切ったらいいかわからず、8sを切ったとしよう。
しかし8sを切った後によくよく手牌を見ると78mを切った方が良かったのではないか?と対局中に検討する行為がこれにあたる。

このような行為は麻雀上達のためには有効だが、局の最中に考えるべきことではない。
そんなことをしていたら3sが場に出てスルー。
『うわ、3sはポンすべきだった・・・』
などとさらに負の連鎖を生む可能性も高いからだ。

麻雀をいつが本番と捉えるか?

ネット麻雀は趣味がてら打つ人も多く、『絶対にこうすべきだ!』というものは無い。
ここまで書いてきたような疲弊する行為も娯楽として考えた場合、そのドキドキワクワクがあるから楽しく続けられている人もいるだろう。
しかしもしも真剣に勝ちを目指すのであれば、こういった疲弊する行為が習慣化している場合、なるべく排除しようとこれから考えるものよいかもしれない。


【前回記事、購入してくださった方へ】
ご購入どうもありがとうございました。
今回の記事は前回の記事がある程度皆さんに読んでもらえたので書くモチベーションになりました。
1つ180円だと150円ぐらい僕に入りますが、これはとても大きなものです。
これからも麻雀を通じで皆さんと交流できていけたら良いですね。
なにかあった際は気軽にDMでご連絡ください。

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