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本出した時の話

2017年、同時期に雀ゴロKさんの本が出版されるとあってめちゃくちゃナーバスになってた。

俺は雀ゴロKさんの本をひたすらツイートでディスったし、麻雀業界に向けて挑発的なコメントを繰り返した。

ただ、とにかく一貫して言い続けたのは『俺の本が歴代のどの戦術本より一番面白い(為になる)』ということだった。

正直な所、これは一人炎上商法であったのだが、過去これまでもこれからも俺みたいな発想のやつは出て来ないだろうなあ。

普通、基本的にプロ(元プロ)が戦術本を出す場合、それをきっかけに麻雀業界の仕事を増やそう とかする。
俺と同じ名古屋出身のZEROさんがまさにそんな感じかなあ?あっ、雀ゴロKさんも名古屋だ。そして俺も今、名古屋にいるから・・・あと1人誰か誘って対局配信したいなあ、めっちゃ面白いんちゃうかな?

とそんな話はさておき、ZEROさんみたいに本を出して仕事を増やすって事は俺は初めから頭になかったんだよね。
それはこの麻雀業界が大っ嫌いだから。
もちろん個人的に大好きな人はたくさんいるよ。けど、集団として見た場合、そもそも麻雀で飯食おうって発想が気持ちが悪い(すまん、さすがに言いすぎ、撤回します)

だから俺のこの本は麻雀業界に対する「復讐」なんだよね。

結局、今となっては記憶も薄れてしまったが、無名の俺がamazonで半年近く1位をキープし続けた。
こんな復讐は俺にしかわからない自己満足なのだけど、これはただ単に一発屋や、宣伝で作られたものではなくて、本当にこの本が評価されたということで、結局は本当に良い物を作れば認められるって事を人生で初めて実感できたかもしれない。

そりゃもっと理想を言うなら、ZEROさんの本が増刷されて俺の本が増刷されなかったことは本当に俺は不幸だった。
まぁけどこれは竹書房の事情が色々あったから仕方ない。配信でたまに竹書房の文句言う事も多いけど、基本的にはすごく感謝してる。
俺が原稿用紙10枚作っていったら「これ本にしよう」って、言ってくれたこと、ほんと見る目あるよ。

2018年、本を出して一段落して落ち着いた頃、よく言われたのが「ZEROさんのようにうまく麻雀業界に進出できなかった不器用な人」って感じのこと。
色々と喧嘩売ったから干されたってイメージを持つ人もいた。
現Mリーガーの一人を激怒させ、団体内で俺の本宣伝するなって言ったやつもいたしな。
けどね、すべて「想定内」
いや、むしろ想定以上に敵を作らなかったぐらいかな。
4年経った今でも俺はこの時の事を1ミリも後悔していなくて、これは当時からしても予想してなかった。
正直、もっと麻雀業界に未練あるかなと思ってた。

ちなみに雀ゴロKさんの本の批判は、ただの八つ当たり。
少しでも評価を下げたかった。


けどこの本だけは何度引っ越ししても、手放せなかった。

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ちなみに福地さんの本は全部メルカリで売るか女にあげました。

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