まちの映像|「帰れる場所は ひとつじゃない」EP4 ~コスキン・エン・ハポン~
◆ About 作品紹介
福島県伊達郡にある川俣町は、毎年10月の第2土、日、月の3日間、日本最大級のフォルクローレ(中南米の民族音楽)の祭典「コスキン・エン・ハポン」の開催地としても知られています。
昭和50年秋に200人収容の福祉センターを会場にして始まった本イベントは、開催当初はたった13グループの参加でした。
しかし、年を重ねるごとにその認知度は全国・全世界に広がり、現在では、3日間で延べ10,000人が訪れる川俣町最大のイベント、そして国内で最大級の中南米音楽祭へと発展しました。
この映像は、2022年、3年ぶりに再開した「コスキン・エン・ハポン」で、ケーナ(竹製の縦笛)の哀愁を帯びた音色が響いた川俣町での風景と、その音楽に心を傾けた人々の物語となります。
◆ Director‘s Note ディレクターズノート
◆ Documentary ドキュメンタリー
◆ About Cosquín en Japón コスキン・エン・ハポン
● コスキン・エン・ハポンについて
コスキン・エン・ハポン(Cosquín en Japón)は直訳すると「日本のコスキン」となります。
コスキン市は、アルゼンチン北西部コルドバ州の北に位置する都市の名前で、1月下旬約10日間にわたって、フェスティバル・ナショナル・デ・フォルクローレという中南米音楽の世界的祭典で賑わいます。
川俣町の人口規模や気候、地形、住民気質がコスキン市と似ていることからこの音楽祭にあやかって命名されました。
川俣町でフォルクローレを行うようになったきっかけは、川俣町にいた一人の音楽好きの男性、長沼康光氏が昭和20年代にフォルクローレに出会い、その魅力に引き込まれたことです。以来これまで45回開催されています。
● 川俣町とフォルクローレについて
川俣町の小学校4年生は音楽で中南米の楽器「ケーナ(竹製の縦笛)」を習う授業が1997年から始め、幼い頃からフォルクローレに触れる機会があります。
また、学校教育以外にもフォルクローレを楽しみたい人たちが集まるサークルが町内に多数あり、コスキン・エン・ハポンをはじめとするイベント出演に向けて日々楽しく活動中です。
(フォルクローレを楽しむ「アミーゴ・デ・川俣」・「ケーナ愛好会」、同じく中南米の舞踊「チャカレーラ」を楽しむ「コンフルエンシア」「コンフルエンシアジュニア」など)
1999年には派遣団の親善使節団が本場アルゼンチンのコスキン音楽祭を視察し、視察で得た気づきをもとに、舞台だけでなく住民も気軽に参加できるよう町中を練り歩くパレードを始まり、気軽に楽しめる音楽として町民に親しまれています。
● 「コスキン・エン・ハポン」についてより詳しく知りたい方はこちら
コスキン・エン・ハポン実行委員代表 齋藤寛幸さんのインタビュー
小さな町川俣町が、ケーナの音色が響くことで、キラッと光る町になる
◆Siries シリーズ紹介
この町で生きる全ての姿を、 ありのまま映したドキュメントムービー。
何処か懐かしさを感じる人も居れば、 新鮮に思える情景を映し出すことも。 この映像を見ている貴方が何処にいようとも、
ー「帰れる場所は ひとつじゃない」ー
◆監督について
佐原孝兵さん
川俣町地域おこし協力隊1年目。
東京都出身。地元の高校を卒業した後、インフラ系の会社に入社し、5年間勤める。
趣味の音楽に関わる仕事をしたいという想いから、映像制作会社に転職。
仕事を通して、映像撮影・編集スキルを磨く中で「ドキュメンタリー映像」を制作することに興味があることに気づいた。フリーの映像クリエイターを志す中で、川俣町の地域おこし協力隊の募集ページを発見し、令和4年度川俣町地域おこし協力隊に応募。2022年6月より、川俣の伝統産業について発信する活動を開始した。
関連記事
● 佐原孝兵さんのインタビュー記事:
https://note.com/kawamata_gurashi/n/n5d49f57f98eb
● まちの映像|「帰れる場所は ひとつじゃない」EP1 ~川俣シャモ編~
https://note.com/kawamata_gurashi/n/n28cd6a7653a0
関連映像
● 「帰れる場所は ひとつじゃない」福島県川俣町 ドキュメント映像チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCBf1VLAldi81xZgqYgmUsEg
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