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みんなの九州きっぷ旅 DAY1. 博多
元来のけちんぼであるから、『お得』という言葉にはめっぽう弱いのです。
どっか行きたいな。と思っていた頃合いに、JR九州が『みんなの九州きっぷ』という非常にお得な切符を出していることを知って3週間前に急遽決めた九州旅行。決断は早かった。なぜなら・・・
みんなの九州きっぷの販売が5月で終わってしまうから。
聞くところによると、JR九州の電車はデザインが素晴らしいらしい。
観光列車も個性的で、何やら楽しそうじゃないか。
鉄道マニアでは無いが、旅の移動はもっぱら公共機関民にとっては、移動手段がステキな乗り物であればあるほど嬉しい。行かない手はない。
さっそく、仕事明けと絡めて連休を取った。
そして航空券とお得きっぷをポチった。
お得きっぷをフル活用するために、前日入りして3泊4日。
お得を享受するために延泊して金使っているあたりに矛盾を感じる。
そんな私の、九州旅行記でございます。
DAY1.FRY
■AM4:20 退社
始発で家に帰るべく、忍びのごとく仕事を締めて(お喋り好きな人に捕まらないように)疾風のごとく退社。最寄り駅に着いたら競歩スタイル。
家に帰ったら、マッハで弁当箱を洗い、財布とスマホを掴み取り・・・
おっと忘れがちなメガネケースも!!
靴下、これと違うんだよなあ。急いでいるのにわざわざ履き替えて。。
と、私の旅立ちは、いつも慌ただしい。
この日の関東の予報は 「通勤時、荒れる」
玄関を出ると、すでに雨が降り出している。強風に安物の折り畳み傘が持っていかれる。
雨が強まる前にどうしても電車に乗りたくて、そっくり返る傘の骨を何度も直しながら駅に。それほど濡れずに、何とか駅に到着。あとは成田空港まで爆睡しながら電車に揺られるだけ!
■成田空港到着
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7:30過ぎに成田空港到着。
空港慣れしていないので、まずは自分が乗る飛行機の搭乗口チェック。
さあ!腹もペコだし朝食ハントだ!!
15時間労働後の飢餓状態は半端ではない。
そしてカラカラに乾いた喉は、のどごしを欲している。
とりあえず、飲食店が立ち並ぶショッピングフロアを徘徊。
コロナの影響もあって、空港内の飲食店は休業している店が多い。そこまでは事前情報で何となく知っていたので、軽く朝食難民になる覚悟はできていました。
だけど・・・コンビニまで時短営業は聞いてなかった。
いよいよ詰んだ。これは本格的な朝食難民や・・・。
失意の底に打ちひしがれたとき、一筋の光明が。
マクドナルドが開店した!!!
8時とともに開かれたマックへの扉。
誘われるように民が集い、列をつくる。
マック開店に感謝感激している暇はない。行列に加わり無事朝食ゲット。
コンビニも8時で開店したのでアレを購入。
ほくほくしながらフードコートの飛行機ビュー席に向かいました。
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疲れた身体にビールを流し込んでHP回復。飛行機を眺めているうちにだんだんと強くなる雨。家を出る時間早めて正解でした。
飛行機は、30分ほど遅れて出発。
じつは飛行機苦手なので、2時間のフライトはひたすら寝ることに没頭。
目が覚めて、気付いたら福岡上空。
飛行機とともに意識も飛ばす作戦、大成功。
■九州上陸
人生初の九州、きたー!!
関東とは打って変わってこのお天気。そして暑い。
とりあえず、ご飯食べたい。の前に、今回の旅の目的である『みんなの九州きっぷ』をゲットしに切符売り場へ。券売機できっぷをゲット。その足で窓口へ向かい、明日乗る列車の指定券を購入。
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お目当ての列車の指定券を購入したら、お待ちかねのランチタイム。
駅ナカをうろうろしてから外へ出ると、食べたかった博多グルメその1を発見。己の胃袋もすっかりその気なようなので、いざ入店。
念願の「福岡のコシのないうどん」デビュー。
牧のうどん 『肉ごぼううどん・中麺』 でございます。
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お肉、まさかの甘い。甘辛を越えた甘さに、関東民の舌は驚いた。
ごぼう天はスナックを食べているようで、ほくほく楽しい気持ちに。
そして、うどん。無くならない。
これ、永遠に無くならないのでは・・・と震えたけれど、無事完食。
途中で薬缶の出汁を追加すると、スープの味が変わって二度美味しい。
美味しかったけれど、驚きの方が凄かった。
次があったら、もっと味わって食そう。
■街中散策
宿は博多駅から地下鉄で二駅。
歩いても行けるので、散策しながら宿方面へ。
さっそく、素敵な神社が。
というわけで、櫛田神社を参拝。
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『博多の総鎮守 お櫛田さん』として博多っ子から親しまれているそう。
何の下調べもせずに来ているので、
「何のご利益があるんだろう」 と思いながら(やましい)この地へ来られたことへの感謝を伝える。
※ちなみに、「商売繁盛」と「不老長寿」にご利益があるそうです。
ここ櫛田神社は、有名な『博多祇園山笠』の舞台でもあります。
初めて目にする立派な山笠に圧倒されました。
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大博通りをわたり、呉服町方面へ。
この界隈は、寺社をはじめ古い街並みが立ち並ぶ散策スポットです。
この酒屋さんの佇まい。しびれます。
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疲れたので、酒屋さん隣のカフェに立ち寄り。
おしゃれな外観とは裏腹に、まさかの超絶フレンドリーなオーナー。
ここぞとばかりに情報収集。一人で立ち寄れるもつ鍋屋さんをリサーチ。
話の流れで、牧のうどんを食べたと言ったら
「あー!あの無くならないうどん!!」 ですと。
その後入店したお客さんも(これからホークスの試合を見に行くという男性二人組)、博多に来たなら、ぜひ牧のうどん食べてってください・・・あ、もう食べたの?
そして「あのうどん、全然無くならないでしょー!」
どうやら、牧のうどん無くならない説は、共通認識だそうです。
ところで、福岡に来てからよく野良猫と行き違う。
触らせてくれるのもいれば、駄目なのもいる。
だけど、どの子もわりと人との距離が近い。
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16:00 本日のお宿にチェックイン。
入室即ベッドへダイブ(ドリトミーなので静かめに)
1時間ほど寝てスッキリしたら、ふたたび散策へ。
大博通りを海方面へと歩くことにする。
どこまでも見晴らしのよい大通りに、旅に出た実感を得る。
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路地裏に入ると古くて素敵な建物に出会える。
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そして!海!!うみー!!!
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長らく海なし県に住んでいたせいか、海への憧憬は凄まじい。
海を眺めると、遠くへ来たんだなあと実感する。
そして、すぐそこに見える福岡空港。あらためて空港から街中へのアクセスの良さに感動しました(宿に立ち寄ったとはいえ、駅からここまでオール徒歩で来たんだぞ)。
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『ふよう港ハイツ』
■博多の夜
中州まで歩きまくって、腹ごしらえはバッチリ。
日中カフェのオーナーさんに勧められたもつ鍋屋さんへ向かいます。
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きました!ウエスト!!
カフェのオーナーさん曰く、女の子でも一人で入ってもつ鍋食べてますよ。私もよく行くし。とのこと。
まさかのチェーン店すすめられた!!
と、想像の斜め上行く回答に面食らったものの 「地元っ子っぽくて、アリ!!」とウエストの扉を開く。
そして宴は始まった!!!
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・もつ鍋(2人前)※もつ鍋は2人前からオーダー
・酢もつ
・つぶ貝ポン酢
おつまみ安いじゃん!って2品頼んだら一皿が大きくて完全後悔。
しかし、酢もつもツブ貝も新鮮で歯ごたえがよく、一品300円のクオリティを軽く超えている。。
そして、もつ鍋。とにかくスープ!スープ旨い!!
スープはウエストのうどんの出汁を使っているのだそう。さすがです。
正直もつは、我々がもつ鍋に期待するプリップリからは程遠いのですが(加熱するともつ消えるw)、もつが溶け込んだスープは美味しさを倍増。スープの風味が絡んだ野菜うまい!うまい!!
元々の値段が安いことを考えれば、これはアリです。
お腹いっぱいすぎてお酒が進みませんでしたw
食事 + ビールとハイボールで1870円也。
19:48 の中州。
海の方向に、まだ日が残っている。
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中州の屋台を歩く。
さすが華金。賑わってらっしゃる。
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タワマンや高層ビルに支配されていない空の広さを感じながら、川沿いで夕涼みさんぽ。夜景は、しっかりと眩しく目を楽しませてくれる。
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夜の櫛田神社に立ち寄ってみた。
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帰りにチューハイを買って宿へ。
ゲストハウスなので、フリースペースの一角で締めの晩酌。
明日から楽しみ過ぎて眠れないと思いきや、シャワー浴びたら即爆睡。
この日の歩数 29,207歩。
そりゃ、爆睡するわ。