あぶくま君の自称震災体験漫画の各話ごとの矛盾点について朝日新聞Globe+のインタビュー記事を交えて再検証 ホームレス編1

自称震災孤児のあぶくま君 @abukumakum に関する検証の第9弾です。
あぶくま君についての詳細については下記togetterまとめを読んでください。

2021/4/27追記:上記togetterは利用規約に触れている、ということで非公開になってしまいました。あぶくま君についての説明は下記noteの記事をご覧ください。


朝日新聞Globe+のインタビュー記事の後にあぶくま君が沈黙して結局更新がないまま2021年が終わってしまいました。
私も年末年始ゴロゴロしていた忙しくて更新が滞ってしまいましたがあれだけ震災被害者を侮辱したことは絶対に風化させないので今後も定期的にnoteを更新していけるよう頑張っていきたいと思います。

被災~避難所生活については前回までで一区切りとし今回からはホームレス編についての指摘になります。前回のラストとかぶってしまいますが第10話からをホームレス編として進めていきます。

第10話

・避難所を出た時期について

あぶくま君はこの10話の避難所移転で南相馬市を出ることになり最終的に東京でホームレス生活を送ることになります。
この避難所を出た時期について何度も指摘していますがあぶくま君本人が朝日新聞GLOBE+のインタビューで「約3週間避難所に滞在していた」と明言しているため、2011年4月1日までは避難所にいたことになります。

避難所にいた期間

そして同インタビューでいわき市の県立高校に進学予定だったと語っています。

卒業後の進学先

で、その進学先となるいわき市の高校についてですが、例えば県立小名浜高は2011年4月15日に入学式を行っているんですよね。

あぶくま君は「高校には連絡せずじまいだった」とインタビューで語っていますが、入学式を2週間後に控えている生徒が突然音信不通になったら大騒ぎになりますよね?というかあぶくま君が連絡しなくても高校側から連絡してくるでしょ。高校という組織をなめているとしか思えませんね。

第11話

・避難施設がなく新宿にたどり着いた

あぶくま君がインタビューで最初に埼玉県、次に板橋区で避難施設を探したが見つからなかったと証言しています。

はいこれ明らかな嘘です。大嘘。少なくとも板橋区では避難所が開設され受け入れ可能人数も数十名単位で空いています。

板橋区避難所

しかも「区立施設」なので区に電話で問い合わせれば案内してくれますね。
漫画の中で「板橋区に受け入れ先があるという話も誤報だった」と言っていますがどこに問い合わせたんですか??

・事前に言われていた避難施設がなく

誰に言われていたのか?どこの避難施設だといわれていたのか?情報が不明瞭過ぎて何もわからないのと同義。こういう部分を深堀するのが記者の仕事なのではないですか、関根クン。

・謎人物の会話がマジで謎

あぶくま君はインタビューで「ほかの被災者と福島県を出た」と言っています。つまり行政は関与していなかった、被災者同士の自主的な避難だったということなのでしょうか?では漫画で描写されているこの人物はマジで誰なんでしょうね???

謎人物①

「復旧が進めばまた戻って来られます」って1被災者が言えるセリフじゃないですよね。

ただの被災者だとしたらこれは誰と会話してるんですか???

謎人物②
謎人物③

被災者同士の自主的な避難なのに移動先を指示している人がいるんですか???どういう立場の人なのそれ???

・要するに南相馬の市役所が機能していないんだよ

はい、これがあぶくま君とかいう大嘘つきによる最低最悪のデマです。
南相馬市役所は津波による被害を受けていないため東日本大震災記録誌という当時の克明な記録を残せるくらい役所は機能していました。

また2011年3月22日から24日にかけて市の職員等が市外の避難所を訪問したり4月上旬からは市外の避難所へ市職員を派遣したりするなど市外の避難先と市のほうで連絡を取り合える状況となっていました。

市外避難所への職員派遣

というわけで南相馬市はしっかり機能しています。まるで市役所は当時何もしてくれなかったかのようなこの描写、明らかに南相馬市役所への侮辱ですよね。この侮辱をあぶくま君が行ったという事実は絶対に風化させませんよ。

第12話

・誰が悪いわけじゃない

第11話で実際は機能していた南相馬市役所の行政を「役所がまともに機能していない」としてディスってましたよね??

・突然の現地解散

えーと…南相馬市の市街地は比較的被害が少なく避難所もちゃんと機能していたのだから現地解散せずに南相馬市に戻ればいいだけでは??東日本大震災記録誌によると4月上旬にはいったん市外に避難していた住民も戻ってくる程度には生活できる環境は整っているんですが。

なぜわざわざ現地解散する必要が??

・ある夫婦が心配してくれた

あぶくま君のインタビューによると現地解散する際ある夫婦が心配してくれたそうです。

ということは漫画で描写されている前述の謎人物がそれですか??

謎人物④

えーと…つまりこの謎人物は公務員じゃないし行政主導の避難ではないということになりますよ?そうするとあぶくま君が未成年者誘拐の被害にあって東京に無責任に投げ出された、ということになってしましますが。原作の人アタマ大丈夫ですか??
そしてこの謎人物が一般人だとするとこの発言はマジで何だったんでしょうか?

謎人物の謎発言

控えめに言っても頭おかしい人にしか見えないんですが…

・南相馬には僕の居場所がないことを実感した

この時点では家族及び親戚の安否不明で何もわかっていない状況なんですがなぜ勝手に居場所をなくしているんですかね?というか一緒に帰る約束していた幼馴染で親友のヒデ君や卓球部(後のエピソードで出てきます)の仲間は確実に生存しているんですけど、その人達との絆もなぜ無くなっているんですか???

というか朝日新聞でのインタビューで家族は今現在でも「行方不明」つまり死亡を確認していないと明言してしまっているんですよね。

家族の行方について

なぜ家族を故人みたいな感じで回想してるんですかね。薄情すぎるでしょ。
ついでに家族が現在も「行方不明」ならTwitterのBioで「家族、親戚を失い」とするのはおかしいんじゃないですかねぇ。

あぶくま君のTwitterのBio

今回はこの辺でいったん切り上げます。次回はなるべく早めに更新できるようにしたいですね。

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