カラーモデルのボックス考察1
アニメ業界人限定でアンケート。色指定ボックスの「形」のお好みはどれだろうか。画像ぶら下げておくので、教えてくれると嬉しいです。
— かわこしたかひろ@C96月曜日南3リ- 46a (@kawakoshi_shi) July 29, 2019
これはOpentoonzの「色見本のカラーチップから自動で拾う」という機能を基にしたアンケートでした。
あくまで形の話で、色は色彩設計さんが任意に変えられるとします。またこの結果が何かを決定することはありません。お気軽にどぞー #opentoonz pic.twitter.com/ioSL0a8fdF
— かわこしたかひろ@C96月曜日南3リ- 46a (@kawakoshi_shi) July 29, 2019
個人的に馴染みがあるなぁ、と思っているのは、「アニメーションの色彩設計から学ぶ 色彩&配色テクニック」にあったガオガイガーのボックス。
ただ、この方法はOpentoonzの仕様上、長方形でもいいので四辺がまっすぐの部分を拾うというルールなので、絵の中に真四角があるとそれもカラーチップとして認識されますw
まぁそんなわけでアンケート結果通り、縦のボックスが業界的には非常に馴染みが多いということです。結果だけ知りたいの人を除いて計算すると85%以上の人が縦のボックスに馴染みがあるようです。
実際仕上げ工程でOpentoonzを使っていたジブリではどうだったのか、貴重な意見をいただけたのでまとめておきます。
ボックスは使ってないですね。TLVのみでの運用だとセルそのものがカラーモデルになるので。この機能はあとから追加になりました。
— yoichi senzui@ナイス害 (@sen_cha) August 7, 2019
ジブリの場合はワンカットずつ色指定していくので、そもそもボックスで指定する意味もあまりないですね。
— yoichi senzui@ナイス害 (@sen_cha) August 7, 2019
その場合の色指定というのは、ノーマルで塗りあがったものを背景を敷きながら、色変えのベースを流し込んで、見た目で微調整しているってことでしょうか?
— かわこしたかひろ@C96月曜日南3リ- 46a (@kawakoshi_shi) August 7, 2019
そうですね、作品の基本色のカラーセットがあってそれで仮塗りしたものを作り背景が上がったら重ねた状態で見ながら調整とそのカットだけに出でくる色を作る感じだと思います。
— yoichi senzui@ナイス害 (@sen_cha) August 7, 2019
みんな薄々は気づいていたと思うのですが、Opentoonzの場合、それなりの改造を加えないとRetas!仕上げと全く同じにするのはちょっと難しいのかもしれません。
逆に色指定をOpentoonzにしてしまうと、Opentoonzでしか色指定ができないので、オープンソースという意味では好きなバージョンも使えますし、いいのかもしれませんが、考え方としては難しいところです。
現状Photoshopでの色彩設計も多いでしょうし、そのノウハウも捨ててしまうってのちょっと違う気がするので、今後も自分はカラーモデルのボックスはある方向で考えたいなぁ、と思ってます。
実際背景が上がってからしかセルが出せないというのは、ある意味理想的なんですけどねぇ……現実はキビシイ……