【13連勝】SOR自然軸ローフラッド&ロキサスエルフについて
はじめに
こんばんは。かわきちです。
最近話題になっているロキサスエルフでランクマッチにて13連勝を達成した構築を紹介しようと思います。
まずは13連勝を達成した構築をご覧ください。(以下リスト1とします)
このリストを使うにあたってキーポイントとなりそうなカードをかいつまんで紹介していきたいと思います。細かいカードの使い方は気が向いたら追記する予定です。
(追記 2020/10/24)
次に紹介するリストは現在使用しているものになります。
こちらの構築では最大9連勝が限度でしたが、個人的には上のリストより強いかなーと思っているのでこちらも紹介させて頂きます。(以下リスト2とします)
開拓のロデオガイ・ロキサス
このデッキの主軸となる切り札的な存在のカードです。
「自分のターン中にアミュレットが場を離れるたびに3種類の中から、このターン中に出してない乗り物アミュレットがランダムにでる。」
「アミュレットが場に出るたびに1pp回復」
このような効果を持っています。
1つ目の効果に関してですが、以下の条件を満たすことで発動します。
・ナテラの大樹が盤面にある状態で、ナテラの大樹をプレイする
・乗り物アミュレットが盤面にある状態で、フォロワーをプレイする
・盤面にあるアミュレットをバウンスカードで回収する
自然軸(ナテラの大樹を生成することができるカード)を採用することで、このロキサスの効果を最大限に発揮することができます。
荒野の休息によって0コストのナテラの大樹をハンドに加えることによって、ロキサスをプレイした後でもppを回復しながら展開を続けることができます。
後ほどの「生命の宴」のカード紹介で詳しく説明しますが、以下のような盤面を展開することができます。
画像ではコッコロがいますが、この枠がシャム&シャマであればスタッツが7/7守護+疾走になっていました。さらに、シャム&シャマの場合であれば最速で5ターン目にこの展開ができます(要求値はかなり高いです)。
0コストのナテラの大樹とロキサスによってppとプレイ回数を踏み倒しながら相手が処理しきれない盤面を押し付けるのがこの自然軸のロキサスエルフのメインプランとなります。
《吊るされた男》・ローフラッド
このカードは主に、
・通常時進化効果
・エンハンス7の効果
で使用することになります。
通常時進化効果では、「このターン中にカードを三枚以上プレイしていたなら、+3/+3する。」とあります。
こちらの効果はロキサスと組み合わせて使用することで、3コスト8/8のスタッツ(能力によって破壊されない)を守護裏に立てることができます。
最近のネクロマンサーでは必殺で盤面を処理しようとしますが、破壊効果を無効するローフラッドを処理できなくなりそれだけでがゲームが決まってしまうこともあるくらい強力なカードです。
そしてエンハンス7の効果ですが、これはこのデッキのサブプランとも言えるほど特殊な効果を持っています。エンハンス7でプレイすることによって「真偽の逆転」というカードをハンドに加え消滅します。
0コストスペル、真偽の逆転
1. お互いの場のカードを全て消滅させる。
2. 自分の手札とデッキを全て消滅させる。
3. 相手がプレイした最も古いカードから10枚目までと同名のカードを1枚ずつデッキに加える。
4. 自分のデッキの下にある死神のカードを勝利のカードに変身させる。
5. 「このバトル中に破壊された自分のカード」は全て失われる(墓場の枚数はそのまま)。
6. 次の相手のターン終了時、相手の手札と同名のカード1枚ずつを、自分のハンドに加える。
このような効果になっています。
このカードを使うことによって今までの盤面をリセットし、新たな状態でリスタートすることができます。
基本的にはデッキを引ききり、勝利のカードによって特殊勝利を目指す形になります。
このカードを使う利点としては、以下の一点に集約されます。
・ 後手からのスタートにはなるが、不利な盤面や事故ってしまったハンドをリセットできる。
ロキサスエルフはデッキの特性上、ロキサスを引くことができなければ何もすることがありません。
もちろんドローソースは確保してはいますが、ナテラの大樹をロキサスと合わせて使用するために「荒野の休息」「ナチュラル・マナ」はハンドに保った状態で探す必要があります。
またナテラの大樹をプレイしてドローを進めてしまうと、肝心のロキサスを引いたときにバリューを引き出せなくて、結局負けてしまいます。
そのため、ロキサスが引けなかったときや、ロキサスの後続が上手くいかなそうな時に無理やりプランを変更してローフラッドのエンハンスを使用することによって、このデッキの事故率を下げています。
相手のデッキタイプによってはかなり有利な状況に傾くことが多いです。
エンハンスローフラッドの相性
全般
・ロキサスの猛攻に対して「ゼルガネイア」をプレイしていることが多く、10ターン目にデッキからでてきてそのまま押し切ることがある。
・ドローソースが少ないデッキや、単体のカードパワーが低いデッキ、コンボ性のあるデッキには弱い。
・逆にドローソース豊富、単体のカードパワーが高いデッキだと強い。
対グレモリーネクロ
・デッキの枚数上限が10枚で墓場はそれ以上のことが多いので、デッキからグレモリーが起動して出てくることがよくある。
・ドローソースが豊富なので勝利のカードにたどり着きやすい
・後手に回ってしまうため、相手の状況次第ではトリニティモンスターズを返すことが不可能になってしまう
・相手の王墓の骸に合わせてローフラッドを展開できればかなり有利
対守護ビショップ
・そもそもプレイしているカードが少ないので、デッキの枚数が10枚に届かないことが多い。
・最近では「カインドブライト」などのドローをするカードが良く搭載されているので、相手の盤面を捌きながらドローすることが可能
・相手が序盤に「ホーリーエンチャンター」を大量にプレイしていたら、簡単に勝利のカードに辿り着ける
・相手のハンドが少ないときは何もできなくなってしまう
対清浄ビショップ
・受けのカードが多いので、相手の盤面は捌きやすい
・ドローもある程度進めることができ、相手の清浄もローフラッドによって消滅するので、ある程度ロングなゲームができる
対ロイヤル
・単体のカードパワーが高く、相手の盤面の処理がしやすい
・エミリアやゲルトのサーチ先があるかはデッキを要確認
・堕落の決意やアンリエットのドロー効果が発動できると良い
・ロキサスが展開できていればゼルガネイアをプレイしている可能性が高いので、アドバンテージを得られる
・猛虎の破壊カウントがリセットされてしまうので、相手のハンドにある場合がかなり不利になる
対ディスカードドラゴン
・ドラゴニックコールや竜の助言などのドローを進めるカードが豊富
・プレシオサウルスのリーダー付与効果はもちろん発動してないので、相手の盤面を返すのが難しい
対自然ドラゴン
・ナテラの大樹、パンプキンドラゴンなどでドローを進められるが、ローフラッドの返しに盤面を展開されると返すのが難しい
・コストの高いカードが多いため有効に活用できない可能性が高い
対ウィッチ
・スペルウィッチ、専門店ウィッチはドローを進めるスペルやルーニィ(スペルウィッチ)があるので、勝利のカードに辿り着きやすい。
・リンクルキャルウィッチはリミットが8,9ターン目になると思うので、デッキを引き切る前に負けてしまう。
・ヴィンセントウィッチはドローするカードが少なく、ヴィンセントの効果が得られないので盤面を処理するのが難しい。
対AFネメシス
・アーティファクトの破壊された種類によって効果を発揮するカードが多いので、それらを有効活用できないので厳しい。
・瞬間的なドローソースが存在しないので、勝利のカードに辿り着きにくい
対コントロールネメシス
・カイザーインサイトやコンセントレイトがあればかなりドローをしやすい。
・相手も強力な盤面を展開はしてこないのでワンチャンスくらいはある。
対エルフ
・相手のロキサスの大量展開が返せない時に使用するのが良い。
・基本的にはお祈り
対ヴァンプ(対戦経験なし)
・ローフラッドによって盤面が空になってしまうので、背徳の狂獣の効果がリーダーに直撃してしまうのが難点。
・バアルの効果が発動させられたら早めにゲームを決めきれる可能性がある
ローフラッド関しては明確な有利不利はなく、相手のハンドやプレイしたカードの状況にかなり左右されるので、ある程度の参考程度にしてください。また最新のデッキリストを各リーダーについて把握しておく必要があります。
少し運が絡みますが、相手のハンド、自分のデッキは把握できるので、どうやって勝つのかをイメージしてプランを立てるのがいいと思いますし、それが楽しいです。
生命の宴
Twitterで構築を見る感じだと採用が分かれているカードだなと思ったので、紹介しようと思います。
このカードは3つの役割を持っていると考えています。
・3コストで2ドローするスペル。
・5コストで2ドローする3/4のフォロワー。
・11コストの2ドローする3/4, 8/8, 8/8のフィニッシャー。
それぞれの効果を1プレイ=1コストとして考えると上記の通りになります。
実際には0コストのナテラの大樹があったり、5ターン目以降のナチュラル・マナによって0コストでもプレイ回数を増やすことはできるので、正しいとは言い難いですが、こんな感じのイメージを持ってもらえればいいかなと思っています。
3つの役割に共通するのはハンドが1枚増えるということです。このデッキではナテラを生成するカードは「ワンダーコック」によって確定でサーチすることはできますが、このデッキの主軸である「ロキサス」やサブプランを担う「ローフラッド」をサーチすることはできません。
つまりハンドをどんどん回していかないとこれらのカードに辿り着けなくなり、勝ち筋を見いだせないプレイを強いられるということになります。
先ほども言いましたが、ナテラの大樹をプレイしてドローを進めてしまうと、ロキサスを引いてもバリューを引き出すことが困難になってしまいます。
それが嫌なので、このカードを採用することにしました。そして、3コストのスペルだけではなく、エルフと相性の良いプレイ回数に応じた+αが備わっているので、中盤も強く使えるのがいい点です。
そして、一番最後の能力が特に強力でゲームを終了させるほどの力を持っています。
深き森の異形が2体出てきます。ロキサスや乗り物のバフを受けた守護フォロワーの裏に存在する深き森の異形を2体処理するのはほとんどの場合が不可能です。
相手からしたら絶望しかないですよね…
もちろん、毎試合がこんなにうまくいくことはないですし上振れであることは重々承知していますが、「上振れたらゲームを決めることのできるドローソース」を採用しない理由がありません。もちろん同じ3コスト帯で安定性のあるエルフクイーンなどを採用したくなる気持ちも分かりますが、この上振れを私は重要視しています。
ちなみに5コストでの宴の要求例を紹介します。
・ロキサス×1
・0コストナテラの大樹×2
・ナチュラル・マナ×2 or ナチュラル・マナ×1 & ナテラの大樹×1
・バウンスカード×1
・シャム&シャマ×1
・生命の宴×1
プレイする順番は
ロキサス→0コストナテラ×2→ナチュラル・マナ×2→1コストナテラ×2
→ナテラの大樹をバウンス→シャム&シャマ→生命の宴
ppが増えることによって要求値が少しずつ下がっていき、ほかのパターンでも達成することができるようになります。
6コストであればシャム&シャマから加わるスペルをプレイしたり、シャム&シャマの代わりにヴァーミン(進化前提)などをプレイできます。
基本的には宴の盤面を返せないので、ヴァーミンをプレイできると相手の盤面を返しながら強い盤面を構築できるのでいいと思います。
堕落の決意(リスト1採用)
このデッキではシャム&シャマとスクナの自動進化が内蔵されています。
これらのカードと通常の進化を合わせて3回以上は先攻でもできるという前提で以下の説明を見ていただけると嬉しいです。
まず、このロキサスエルフの勝ち筋は
・ロキサスの超盤面展開
・ローフラッドのエンハンス
の2つでした。ローフラッドのエンハンスをプレイした後は自分のデッキとハンドは消滅してしまうので、堕落の決意は関係ありません。
堕落の決意を採用する理由は1つ目の勝ち筋の「ロキサスの超盤面展開」をした後の展開にあります。
基本的にはロキサスの盤面展開にヴァーミンやシャム&シャマ、それに加えて生命の宴が絡んだ場合はほぼ勝利に繋がります。
ただ、パーツがそろわなくて思ったように盤面展開ができない可能性もあります。
これはロキサスエルフの弱点でもあるのですが、「ロキサス絡みの盤面展開は1バトルに1回」というものがあります。ロキサスの盤面展開するのには基本的にナテラの大樹を3~4枚ほど使用してしまいます。
デッキに含まれているナテラの大樹を生成するカードは6枚しかないので、ロキサスの展開を1度してしまうとデッキにはナテラを生成するカードはほぼない状態になります。
運よく引いてもう一度できることもありますが、基本的には不可能です。
ロキサスの展開で決めきれなかった時は疾走札で相手のリーダーに打点をいれて押し切るしか選択肢がありません。
そうなった時にメインは「スクナ」、終盤でプレイ回数が稼げそうなら「シャム&シャマ」や最悪「森林の狼」を本体で疾走させることになります。
しかしある程度エルフの対策が分かってる人は守護を立ててきます。
ドラゴンのエターナルホエール、ロイヤルのアンリエット、ビショップの守護フォロワー、ネメシスのプロテクトアーティファクトなどがあります。
堕落の決意がない状態だと盤面を取るカードは「ヴァーミン」、「対空射撃」、「シャムのいたずら」くらいしか存在しません
体力が4点以上の守護を突破するには上記のカードを2枚は使用しないといけなくなります。
しかし、「ヴァーミン」はランダムですし、「シャムのいたずら」はハンドにあるか分からないので、基本的には「対空射撃」のみに頼る必要があります。
それだと、守護一面で簡単に止まってしまいます。しかし進化が3回以上であれば実質1ppで確定除去ができる「堕落の決意」はプレイ回数を最低限稼ぎながら、相手の守護を突破して疾走札をプレイできるのが有効だと思い採用しました。
地を割く異形(リスト2採用)
このカードはロキサスエルフの弱点を補強してくれるとてもいいカードだと思って採用しています。
異形が解決してくれる問題は以下の2点です。
・手札の圧縮
・終盤の打点補助
まずは1つ目に関してです。このデッキはプレイしてもハンドが減らなったり、ハンドが増えるカードが大量に採用されています。
ハンドが+1されるカード
・ワンダーコック
・生命の宴
ハンドが減らないカード
・コッコロ
・荒野の休息
・ナチュラル・マナ
・森林の狼
このデッキの一番の目標はロキサスのパーツを集めることになります。しかし、ハンドを減らすことが難しいカードや被ってもいらないロキサスやコストが高く使いにくいヴァーミンやローフラのせいでハンドが9枚に達して、次のドローが見られないという状況があります。
また、スクナやコッコロなどは2コストとしてプレイすることはできますが、2コストを使うのであれば早めに荒野の休息プレイしたいところです。
そこで、異形のコストを必要としない融合効果が非常に有効になります。
ハンドを圧迫しているカードを2枚融合して、新しいカード1枚を見ることができます。そして、次のトップドローも燃えないというのが利点となっています。
異形も異形の融合対象になっているので、被っても問題がないのも使いやすいポイントだと思います。
そして2つ目の理由についてです。
ロキサスの展開でゲームを決めきれなかった時に頼るのが疾走札です。
異形以外の打点を伸ばせるカードは
疾走札
・スクナ(4コスト6点)
・シャム&シャマ(2プレイ1点、4プレイ3点)
・森林の狼(7コスト3点)
打点札
・ヴァーミン(4コスト+αで1点)
スクナ以外のカードは正直ロキサスがないと打点を伸ばすのが厳しいです。
しかし、序盤に引いてしまったスクナは、ハンドを減らす関係や盤面のテンポを確保するために使用してしまう可能性が高いです。
そうなってしまった場合にどうしても火力不足になってしまうので、異形をフィニッシャーとして採用するのが強いと思いました。
疾走する条件の2枚同時融合を満たすと6コスト6点疾走になり、十分な打点を確保することができます。また、ハンドに余っていて打点に貢献しなさそうなカードも融合してしまうことでさらに打点を伸ばすことが可能となります。
つまりハンドに余っている2コスト以上のエルフフォロワーは全て0コスト1打点という風に換算できます。
そうなってくると終盤に出番のないロキサスや、余ってしまっているローフラッド、森林の狼なども打点に変換することができるのでデッキのダメージ効率が良くなります。
さらに異形に関しては自動進化をしないので、進化権が余っていれば2点打点が伸ばすことができるのも優れています。
以上の理由より「地を割く異形」を採用したリストに変更しました。
ラミエル
後攻で非常に強いカードになっています。
後攻の4ターン目に進化を切ることによってppを1増やすことができます。
このpp1ブーストするのがロキサスエルフでは非常に強いです。
理由は以下の2つです。
・ロキサス宴展開の要求値が下がる
・後手6ターン目からローフラッドがエンハンスでプレイ可能
単純にどのデッキでもppが増えるのは強いと思いますが、ロキサスの展開の特徴上プレイできる回数ができるのは非常に強いです。
ローフラッドの着地が早くなるのもロキサスの展開が上手くいかなくて厳しくなった時に誤魔化せるのは非常に有用です。
終わりに
読みにくい文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
疲れてしまったので中途半端な終わりになっていると思いますが、時間が取れたら随時更新予定です。
感想を教えていただけると嬉しいです。
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