誰かにアドバイスをする上で意識すべきたった一つのこと
こんにちは。フォトグラファーの「かわもん」です。
みなさんは誰かにアドバイスをすることがありますか?私はアドバイスをすることもアドバイスをされることも、多々あります。
写真上達のためにアドバイスは重要です。そして相互にアドバイスし合える環境こそが理想だと私は考えています。
この記事では、写真でアドバイスをする上で意識すべきたった一つのことをお伝えします。写真仲間との良い関係づくりの参考になればと思います。
主観の押し付けになってない?
結論を最初にお伝えします。アドバイスをする上で意識すべきことは、相手の立場で具体的な改善策を伝えることです。
これがなければ、残念ながら主観の押し付けになりかねません。簡単に言えば、自分の好き嫌いを一方的に主張しているということです。それは自分だけの話であって相手のための話ではないわけです。それはアドバイスをする側の自己満足だけの話で何も生まれないということになります。
写真に限らず人間関係において、誰しも不快なアドバイスを経験したことがあると思いますが、その本質はこれです。
例えば、近所の住宅街で撮った写真に対して、そこは地味だからもっと有名なスポットで撮らなければダメだと主張するような話です。自分の好き嫌いの問題であって、ただそれだけの話で相手にとっては何も生まれないですよね。
そのアドバイスは主観の押し付けになっていませんか?
具体的な改善策ほど有益なものはない
そもそもアドバイスは相手にとって有益なものでなければなりません。写真の上達のためには具体的な改善策ほど有益なものはないでしょう。
写真は失敗と改善を繰り返すことで上達します。失敗を失敗として認識し、それを改善するために行動を繰り返す以外の近道はありません。
でも写真は撮影から編集まで基本的には一人で完結するもので、一人では失敗や間違いに気づけないこともあります。良かれと思ってやっていたことが、実は間違いということもあるでしょう。
だからこそ、失敗と改善のサイクルを手助けするようなアドバイスが写真の上達へと直結します。
その場での再現性を軸に考えよう
より良い具体的な改善策を伝えるためには、その場での再現性を軸に考えていくことが必要です。つまり、現実的にその人が出来たであろう選択肢の中から考えていくということです。
例えば、曇りの日の写真に対して晴れの日に撮れば良くなるとアドバイスしたところで、間違いではないにしても、その場で再現性があるような改善策にはなりませんよね。
それ以上に、曇りの日の利点を活かした立ち回りを考えた方が相手の思考の広がりも大きくなりますし、その場での最適解を考えることでアドバイスをする自分の思考も磨くことができます。
そもそも人間は、現実的に自分が出来ないことには興味がないと言われています。
相手が私事として考えられるように、その時々の相手の立場を自分に置き換えて考えてみることが大事ではないでしょうか。
まとめ
・アドバイスは主観の押し付けではない
・具体的な改善策を相手の立場で見つけよう
・失敗と改善のサイクルを手助けするつもりで
・改善策を考えることで自分の思考も磨ける
以上、質の高いアドバイスをしていくために意識してみてはいかがでしょうか?
お互いのためになるアドバイスを仲間と繰り返せば、どんどん上達していけますよ!ではまた!
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