見出し画像

R6年度 社会保険労務士試験 合格体験記③~シャロスタについて~

おつかれさまです、かわです。
超大作になりつつあります社労士試験の合格体験記ですが今回は「シャロスタ」について書いていこうかなと思います。
とりあえず、合格体験記としてはこの回で一区切りになると思います。もし、また思いついたり、伝えたいことが浮かんだら更新という感じで…

この記事のまとめ

  • シャロスタは社労士試験に特化した学習+コミュニケーションツール

  • 受験生の属性(受験年数や実務経験有無など)や開始時期を問わず予備校や市販教材との組み合わせで効果を発揮するため、全ての受験生にお勧め

  • 提供コンテンツは幅広いが複数のコースは用意されており、個々の環境や考え方に応じて柔軟に選択ができる

  • シャロスタのコミュニティは合格後に資格の活用方法を考える上でも強みになる

合格体験記①、②についても全体の流れの中でシャロスタについて言及している箇所もありますので、よければそちらもご参照ください。

また、シャロスタについては、私の記事でも他と比べて丁寧にレビューしています。その理由は、「お世話になったから贔屓したい」という意図が無きにしも非ずですが、客観的に振り返って、予備校 or 独学、初学 or 複数回、等のあらゆる受験生の属性問わずお勧めできるツールであることが一番の要因です。そうした魅力をこの記事ではお伝えできればと思います。

※この記事では、予備校や独学用の市販教材を「他教材」と呼称します。

公式サイトはこちらになります。

また、シャロスタ創設者のado氏(界隈では座長と呼ばれています)のTwitterアカウントも紹介致します。ご本人自身が長年の努力で成し遂げられたという背景もあり、社労士受験生の合格サポートや社労士を初めとした士業界隈の活気づけやつながりに対する熱い思いが伝わると思います。


シャロスタとは何か

以下、公式サイトからの引用です。

シャロスタは各々の学習環境や利用している予備校に合わせて、1人1人に伴走しながら学習の支援をします。
予備校受講者向けには、各予備校を分析しているシャロスタが各予備校の特徴を踏まえて学習を補強します。
独学者向けには、独学では分かりづらい学習計画のペースメーカーとなり論点理解の促進を行います。

https://gakko.shikumisr.jp/studyingsr

シャロスタは社労士試験合格に向け新感覚のツールです。
これまで(原則は変わらないですが)は、予備校利用者の場合はその予備校、独学の場合は選んだテキストと関連書籍以外には手を出さず信じてやり抜くというのが王道でした。これは、他教材を追加してしまうと重複も多く分量も倍化しどれも中途半端になってしまうためです。

一方、シャロスタでは、担当講師が各予備校の教材やコンテンツを分析し、他教材が網羅できていない or 手薄になっている箇所に絞ったコンテンツを提供しています。この点で、他教材と組み合わせることによって効果を発揮するツールである点が従来になかった画期的なポイントです。

個人的に一言で表せば、
「組み合わせることで他教材の効果を何倍にも高めてくれるツール」
というイメージですね。

シャロスタのコンテンツ

では、他教材が手薄になっている箇所とはどういったものでしょうか。
ここでは、予備校通学していた私自信の実体験から、予備校で不足していた実例とそれをシャロスタでどう補ってくれたのか、につきシャロスタのコンテンツの概要とともに記載します。

1.重要論点ディクショナリー

いわゆる講義です。
オリジナルレジュメを元に講師が説明してくれます。
科目の全てを網羅的に説明するのではなく、重要論点の中で、恐らく特に受験生が躓く、誤理解しやすいようなテーマ、暗記では不十分で高いレベルの理解が求められるようなテーマに絞って講義展開されています。なので、

  • 予備校の講義を聴いたけど表面的な理解のみで腹落ちできない感覚がある

  • 独学でテキストを読んでいるが内容がちんぷんかんぷん

  • ある程度理解できているが背景などを含めより盤石にし応用力をつけたい

という思いをもたれている方に対して特に有効だと思います。

また、配布されるレジュメもクオリティは高いです。各科目重要論点に絞ってコンパクト(大体10ページ程度)に纏まっています。

2.重要過去問ピックアップ答練

シャロスタ独自の科目別のテストです。
基本構成として、選択式1題(5空欄)、択一式10題の計15点満点の科目別テストになります。
個人的な感覚ですが、社労士試験はアウトプットのためのツールがかなり限定されると思っています。恐らく、各予備校の科目別テストの他には模試までちゃんとしたアウトプットの場は中々無いのではないかと思います。(独学のかたは、それこそ直前期の模試まで無い)
そんな中でアウトプットの場を追加できる答練は非常に貴重な場になると思っています。よって、

  • 独学のためアウトプットの場が無く全体での位置づけなどが見えない

  • 予備校に通っているが科目別でアウトプットの機会を増やしたい

  • 予備校の科目別テストで思うような結果が出ずリベンジの機会がほしい

  • 順位や点数のフィードバックでモチベーションを向上させたい

という方には有用だと思います。
答練の各回毎に詳細な成績表や公表、また優秀成績者の掲載など有名模試顔負けなくらいフィードバックもしっかりしています。

成績表の名前掲載

3.ホームルーム

講師による学習方法やモチベーション向上のためのオンライン配信です。
私は、諸々環境に恵まれていた事もありどちらも悩むことは無かったのであまり活用の機会はありませんでしたが、独学の方を中心に絶大な人気と支持を誇るコンテンツになります。参加していた方の体験談を伺うと、確かに社労士試験において重要というか、根本の方針に関するトークテーマも多くかなりモチベーション向上や学習方法の迷い払拭に繋がるのでは無いかと思いました。

Twitterの投稿ですが、こんな感じでモチベーションを高めてくれます。

以下、シャロスタの同期合格でホームルームや後述の相談/質問を活用された方の記事を添付しますので、一度読んでみて臨場感を味わってみてください!

4.学習相談/論点質問

ホームルームに同じくコミュニティ系の2大コンテンツです。
こちらも私個人は結果的にあまり活用はしませんでしたがかなり多くの方に薦めたいものになります。というのも、社労士試験(に限らず難関と呼ばれる試験の類いは全て)は正しい方向に適正量以上の勉強をする事で合格ラインに載る試験だと思います。量については、(特に私のような隅っこ of 隅っこにいるようなアカウントの記事を読まれている方にとっては)達成する事はそれ程難しい事では無いと思います。一方で、学習の方針については、ノウハウを持つ第三者の意見というものが重要になります。独学のかたを中心に方向性を誤らない、または修正する事ができる場を得られる、というところは非常に有用だと思います。

余談ですが…
通学の予備校、それも大手校であっても、講師とのコミュニケーションが無い or かなり制限がある、というケースもあります。例えば、講師が専任ではなく開業社労士で予備校にいる時間(≒質問相談できる時間)が非常に短い、というようなケースです。こうした場合は、質問相談の即時性や頻度を書くことが多いので、予備校利用の方でも環境次第ではシャロスタの質問相談コンテンツは是非活用頂きたいコンテンツです。

参加を決めた理由

勉強記録のためにStudyplusというアプリを使用していましたが、そこでフォローしている方に"~@シャロスタ生"というアカウントを多く見かけたのが最初のきっかけです。

そこで調べてみると、

  • 自分が通っている予備校やコースの第三者の評価を聞いてみたい

  • 他教材との組み合わせを前提にしており消化不良になるリスクは少なそう

  • サブスクでありイニシャル費用としては低額で結果次第で退会も可能

という点から、まずは使ってみてから判断しようと思い参加を決意しました。

個人的なお気に入りポイント

参加してみて、個人的に特にお気に入りの点を紹介します。
繰り返し申し上げますが、私は予備校の環境が非常に恵まれていたこともあり、以下をお気に入りポイントとしていますが、その他のコンテンツが良くないという意味では全くありませんのでご理解願います。

答練のクオリティ

色々なところで書いていますが、答練のクオリティが非常に高いです。
個人的に、シャロスタの答練は模試を除く全てのアウトプットの中で最も本試験に近い形式だと思います。具体的には、

  • 労基法の選択式での判例問題

  • 労災の択一式にて過労死や心理的負荷の認定基準や労災事例

  • 雇用保険での補助金や二事業に関する出題

  • 個数問題

  • 一問に複数の論点を突っ込む幕の内弁当形式の出題

  • 最後の2択で判断を迷わせてくる出題

といった、本試験でほぼ確実に遭遇する一方で、入門(基礎講義)期にはあまり触れられないような問題に早い段階から触れることが可能です。先述の通り、優秀成績で表彰されるという点はありますが、それ以上に本試験を知るという意味で有意義なものとなっています。(予備校などのテストはテキストの習得度を計るものになっており、テキスト習得の最終的な目的には直結するが本試験とは多少形式が異なる)

これにより、初学者であれば早い段階で勉強内容や期間に反映することができます。実際、私も労基答練の出題を見て、判例対策の重要性を早い段階で認識できたので試験前年の10月頃から少しずつ着手し、模試の段階では判例が得意であると思えるくらいに仕上げられました。(もし、予備校のスケジュールに沿って進めると、本格的な判例対策は直前期の5月頃になると思うので、状況次第では本試験までに間に合わない可能性も出てくるかと思います)

経験者の場合であっても、出題形式は理解できていても新しい問題に触れられる機会は多くないと思うので、経験値を増やす意味で非常に優位と思います。(経験者なら上位成績を目指してみるのもいいかも)

また、各答練毎に詳細な解説動画が用意されていますが、選択式の解説は他に無いほど丁寧です。(選択式1題に10~20分ほど)特に、条文ベースで色々な前提・関連知識を交えて読み進めていく解説方法は私個人のテキスト読みのイメージに非常に近く理想的なものだと感じました。テキスト読みや横断整理に迷われている方は非常に参考になると思います。

重要論点講義のレジュメ

先述の"重要論点ディクショナリー"にて使用されるレジュメ(講義資料)です。こちらは、各科目の重要論点が非常にコンパクトに纏まっています。これを活用することで、直前期に全ての科目を高速周回するのに役に立ちます。他教材として使用するテキストの精読と並行して、レジュメを用いた超高速周回(各科目30分~1時間程度)を回すことで科目の感覚を忘れることなく全体のレベル底上げに繋がりました。

合格後のコミュニティ

合格後の話です。
シャロスタ同期と言うだけで色々な人と繋がったり関わったりするきっかけになると思います。私は、勉強期間はスタプラ以外のSNSを触らなかったのですが、シャロスタ卒業生というだけで色々な方とのつながりを持つことができました。11/23時点で、SNSだけでなく、社労士合格者との祝賀会やオフ会、忘年会など色々な予定が入っています。

恐らく、試験に合格する以上に資格を活用する事は難しいです。そんな中、横や縦のつながりを広げるきっかけになってくれるコミュニティがシャロスタには存在しています。そうした周囲の方を参考にして自分だけの活用方法を見つけることにも繋がると思いますので、合格後の資格活用にも有用だという事も蛇足ながらお伝え致します。

また、姉妹コンテンツとして、"シャロサポ"という合格~開業までの実務習得にフォーカスしたコンテンツもあります。こちらは、私自身未参加ですが、事務指定講習を修了したあたりで参加したいと思います。

おわりに

お読み頂いた方大変ありがとうございます。
ここまで長々と書いてきましたが、シャロスタは有用なツールである一方まだまだ発展途上だとも思っています。(実際、私が参加した去年よりも今年の方がコンテンツがパワーアップしています。)少しでも多くの方が認知し参加して頂くことでよりハイクオリティなコンテンツが提供されていく事になると思います。そんな思いもありシャロスタについては長々と書かせて頂きました。是非皆様の学習の参考やご参加頂く意欲の向上に繋がるようであれば幸甚です。

いいなと思ったら応援しよう!