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Photo by
tetsuyashimoyama
「あの日あの時あのタンメン」
随分前に、カウンターの隣の席の人と軽く雑談をしていた時のお話。
別れ際に「実は毎日中華鍋振ってます」と言われたので「必ず行きます!」と約束をしたことがあった。
しかし、コロナでなかなか行けず、先方の名前も分からずで、思い出してもらえるか不安を抱えつつとあるタンメンの名店へ。(お店だけはわかっていた)
繁盛店で並ぶので、列でメニュー渡された時にニコニコしてみたんだけど、不審がられた。こちらも随分前のことで確証を得られず、さくっと食べてお会計時に恐る恐るその店長に声をかけてみた。
「すいません、その昔〇〇駅の□□という店で隣になって」と伝えたら
「おぉ〜〜〜」
となり、店からわざわざ出てきて水浸しの手で握手してもらった。
忙しいのにめちゃくちゃ喜んでくれた。
お互い名前を名乗って「また来ます」さいならー
ただそれだけなんだけど、気分が最高潮にいい。
たまにはこーゆー出会いがあってもいい。名刺交換しない出会い。
友達でもなんでもないただの知り合い。
でもまた行って挨拶したいな。もちろんタンメンも最高に美味しかった。