名書「7つの習慣」考察。習慣①主体的である
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」
今回は最初の習慣である「主体的である」についてです。
主体的であるとはどういうことか?
コヴィーは「主体的であるとは、人間として自分の人生に対する責任をとること」だと言ってます。これは自分の人生の主役は自分自身であり、どんな人生にするか決めるのは他の誰でもない自分だということです。
「何を当たり前の事を・・・」そう考える人もいると思います。ですが、現実には「試験で良い結果がでなかった」「仕事でミスした」「良い異性と出会って結婚できない」等不都合な事を全て「自分以外の他の要因」のせいにしている人が多いのです。
そうではなく「良い結果をだそうと考えたり、行動したり。嫌な結果を回避したいのなら、その予防策を考えることも全部自分で決めて実行できたはず。不都合な結果はそういう主体的な行動をしなかった自分自身に問題があったから」と考える必要があるのです。
自分が変われば相手も変わる
「◯歳にもなって、そんなことも知らないのか?」
「いい加減、身の程をわきまえて結婚相手を探しなさい」
こんな風に言われたら、瞬間的にはネガティブな感情が沸き起こります。それ自体は仕方ないのですが、ここで感情的に任せて反射的行動を起こせば良い結果は決して訪れません。
この外部(他人)からの刺激に対して自分がどう行動するかは自分で決めることができます。その為には、今この瞬間に感じている自分自身の感情を自覚することで対応ができます。
「今自分は怒りの感情を持っている。今は冷静な行動ができないから、一旦落ち着いてからどうするか考えよう」
こんな風にできることがベストです。そして感情をコントロールできれば、自分自身の行動が外部(他人)を刺激し影響を与えることができます。これを「率先力」と呼びます。
例えば「◯歳になってそんな事も知らないのか?」と言われた時に「うるさい!余計なお世話だ」と感情的に返せば、相手はあなたに対して敵意しか抱きません。
しかし「未熟者ですいません。でも◯◯さんのお陰で一つ知識が増えて成長できました。ありがとうございました」と返せばどうでしょう。
言われた相手は決して悪い気はしませんし、あなたに対して「しょうがないな~今後も色々教えたり、助けてあげよう」と思います。結果あなたに味方が増え、自分自身の力で外部(他人)に影響を与えることに成功しました。
自分の「影響の輪」を意識して行動する
主体的に行動して他人や周囲を変えるイメージを、コヴィーは「影響の輪」を使って説明しています。
これが影響の輪です。円の外側を「関心の輪」と呼び、簡単に言えば自分の力では変えられない内容を指します。
他人の機嫌、会社の業績や昇給やボーナス、株価の変動、国の政策がどうなるのか?北朝鮮はミサイルを日本に打ってくるのか?いずれも自分の力でどうにかできるものではありまえん。それなのに、多くの人が関心の輪の出来事に意識を向けすぎている結果、いたずらに疲弊し本来なすべ事ができないでいます。
それよりも自分の力でコントロールできること、すなわち「影響の輪」にエネルギーを集中させ、望む結果を手に入れるために自分で「選択」し「行動」することのほうが大事だとコヴィーは説いてます。
自分が変えられるのは行動だけです。行動したからと言って必ず望む結果が手に入るわけではありません。行動の結果を改善し、また行動するという根気強さが求められることをやり続ける事で徐々に結果が変わってきます。
結果が変わってくると、これまで影響の輪の外にあった関心の輪の内容を取り込み、自分自身でコントロールできる事が広がっていくのです。
例えば先程会社の業績はコントロールできないとしましたが、例えば自分が成長して会社の社長になったらどうでしょう?自分の努力次第で会社の業績に大きな影響を与える事ができ、会社の業績はもはや「影響の輪」の事柄になるのです。
ここから有料ですが、習慣①「主体的である」に対しての僕の考察をまとめてみます。
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