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「自分らしさ」を見つけたいと思った話#001
文章を書く上での「自分らしさ」について、また、そもそもの「書くこと」について、最近ちょっと考えていました。「書くこと」を仕事にしたい、と思ってからの葛藤のようなものを、今回文章にしてまとめてみました。すこし長くなったので、何回かに分けて投稿します。
ぴったりの言葉をあてはめたいと思っていた、自分の思ってることや考えていることに。
自分の頭の中を、感情を、記憶を、見ている風景を、「言葉」で表現したかった。
最初は自分にあててブログを書き始めて、「(あなたの)価値観や考えが伝わってくるね」って人から言われて、嬉しくなった。
「得意なことなんて何にもない」って思っていたから、自分がちょっと認められたみたいな気持ちになって、書くことがますます好きになった。
昔から活字中毒かな?って思うくらいに読むことも好きだったから、読むのと書くので、いいセットだなと思った。
読むことで自分の内側に入ってきたものが、書くことで自分の外側に「言葉」として出ていって、それは自分のちっちゃな分身みたいのようで、愛おしかったし、気持ちよさも感じた。
自分の中にたっくさん詰め込まれてきた何かを「目に見えるもの(=言葉)」として外に出せたことが、気持ちよかったんだと思う。
それって例えがアレだけど、ずっと便秘だったのが快便出たよ!みたいな爽快感に近いのかもしれない。全く美しくない例えだけど。
書くようになって、自称コミュ障のはずの自分が「話す」こと(正確に言えば「どのような言葉を発するか」)にも興味が出てきて、驚いた。
さらには「話す」だけでは充分じゃないって思って、「聞く」ことにも興味を持つようになって、さらに驚いた。それは最早、「コミュニケーション」じゃないだろうか、と。
「人に興味がない」と思っていた自分が「コミュニケーション」を欲するようになる日が来るなんて、人生とはわからんもんだ。