【美容】洗い流さないトリートメント。オイルとミルクの違いとは?
よくお客様に質問されるので、簡単にまとめようと思います。
ヘアオイルの種類は?
もちろん名のとおり油を原料としており、植物性ヘアオイルと動物性ヘアオイル、石油由来の鉱物性ヘアオイルなどがあります。
植物性ヘアオイル
植物から採取したオイルがベース。
ツバキ油、オリーブオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなど。
基本的には天然由来の成分ですので髪や頭皮に優しく、敏感肌の人でも安心して使えます。頭皮マッサージなどの地肌ケアにも使える。
動物性ヘアオイル
馬油やスクワランなど。
浸透性が高く、ヘアケアの他にも全身に使用できます。
鉱物性ヘアオイル
ベースは純度の高い石油由来の鉱物油。
ワセリンやベビーオイルに含まれる流動パラフィンなど。 即効性が感じられる。効果が実感しやすい。髪の艶を高め、手触りを良くしてくれます。
ヘアオイルのメリットとは?
最大のメリットは艶です。
更に髪にとても馴染みやすく、それでいて保湿力がとても高いです。紫外線をブロックする効果があるので、熱に強い保湿剤と言えます。
ツヤ、保湿、保護、この3つを同時に行うのがヘアオイルということです。
髪を乾かす前につけることで、ドライヤーの熱から保護してくれます。
〜こんな人にオススメ〜
ツヤのある美しい髪に仕上げたい。
外的刺激から髪を守りたい。
アイロンをよく使う方。
ヘアミルクとは?
ミルクの名の通り白濁しているのが特徴。 ヘアミルクは水と油で作られています。
水、エタノール、グリシンなどの水性成分が主成分になっていますが、そこに植物油などの油分を加えて作られています。
ヘアオイルに比べれば油分の配合量はずっと抑えられています。
ヘアミルクの特徴とは?
髪にうるおいを与えます
うるおい不足の髪の毛に水分を与え、うるおいをキープするということが特徴です。乾燥しがちな冬などは髪の毛の水分も奪われやすいので、ヘアオイルよりもヘアミルクで即うるおいを与えることが効果的です。
枝毛などのダメージヘアの補修
パーマやカラーダメージで枝毛ケアにも効果を発揮します。キューティクルの内部まで浸透し補修してくれます。
伸びが良く軽い付け心地 水の成分が多いヘアミルクは基本的にはさらっとした軽い付け心地が特徴。
〜こんな人にオススメ〜
乾燥でパサついた髪や広がりやすい髪の方。
ヘアオイル特有のテクスチャーが苦手で、サラサラ髪に仕上げたい方。
軽やかさを保ちながら乾燥対策を求める方。
ただし、ヘアオイルには熱や紫外線から髪を守る効果がありますが、ヘアミルクは水性で髪の補修はしてもコーティング効果はさほどありません。
また、ツヤは出ない。
オイル特有のツヤはヘアミルクにはあまり期待出来ません。油分は含まれていてもヘアオイルほどではないので、ツヤ感のある仕上がりを求める場合は不向きです。
終わりに
サロンでもドラックストアでも様々なタイプの洗い流さないトリートメントが販売されています。
それぞれに特徴があり、必ず髪質、ライフスタイルにあったものがあります。
せっかく使っているのに効果があまり得られなかったり、髪質に合ってないものを使用していたりすると、とても無駄であり、もったいないです。
種類が多くどれを使ったらいいの!?という方も多くいらっしゃると思います。
そういう時は担当の美容師さんに相談し、効果のある洗い流さないトリートメントを選び、綺麗な髪を目指しましょう。