【美容】なぜアミノ酸シャンプーは頭皮と髪に優しいのか?
そもそもアミノ酸シャンプーとは・・・
アミノ酸シャンプーとは界面活性剤にアミノ酸系の成分を使用していることが大きなポイントです。
そもそも界面活性剤とは?
水と油を混ぜ合わせる成分のことです。
頭皮や髪の毛には皮脂などの汚れが時間とともに蓄積します。皮脂汚れは油分からできているので、水やお湯で洗っただけではほとんど取り除くことができません。「水」と「油」がお互いに溶け合わないためです。
そこで重要になってくるのが、シャンプーに含まれる界面活性剤です。
『皮脂をシャワーの水と混ぜ合わせて落とす』という働きをしてくれます。頭皮の皮脂汚れを落とすのに欠かせない洗浄成分となります!
ではなぜ、界面活性剤にアミノ酸系の成分を使用しているのがオススメなのか??
頭皮は保湿因子(NMFとセラミド)と呼ばれるものでおおわれています。保湿因子は頭皮を乾燥や外界からの刺激から保護するのに大切なものです。この保湿因子を正常に保つことが頭皮の健康を守る上でとても重要です。
しかし、洗浄成分はシャンプーの際に汚れだけでなく、どうしても保湿因子を一緒に掴みとってしまいます。洗浄成分が強い程、油分を掴む力が強力になるからです。
「硫酸系」「スルホン酸系」の洗浄成分でシャンプーをすると、洗浄力が強く保湿因子が流出してしまいます。一度流出した頭皮の保湿因子は、元に戻るまでに5~6日かかると言われています。常に頭皮の保湿因子が不足し状態になります。
一方で、「アミノ酸洗浄成」は、油分を掴む力が穏やかなため、シャンプーの際に頭皮の保湿因子を大量に流出させてしまうようなことはありません。
このように他の成分と比べて構造に大きな違いがあることが、アミノ酸洗浄成分が頭皮や髪に優しい成分となっている大きな理由の一つです。
アミノ酸シャンプーのデメリットは?
石油系の界面活性剤を使用したシャンプーに比べて洗浄力がやや弱い点です。
毎日整髪料を大量に使う人や、髪が極端に汚れやすい環境にある人にはあまり向いていません。
原価が高いためアミノ酸シャンプーは高価格の商品が多いことです。
どんな人にオススメなのか?
敏感肌の方・・・アミノ酸は弱酸性で皮膚にやさしいので、敏感肌用のシャンプーやベビー用のシャンプーに使用されています。
パーマやカラーでダメージを受けた方・・・カラーを長持ちさせるためにも、洗浄力が弱いアミノ酸シャンプーは効果的です。パーマやカラーでダメージを受けた髪には、失われたケラチンを補ってくれるヘマチンが配合されたアミノ酸シャンプーがオススメ。
頭皮の乾燥におけるフケが出る方・・・フケには乾燥が原因で出るフケと、頭皮の過剰な皮脂が原因で出るフケの2種類あります。
アミノ酸シャンプーには皮脂を落としすぎない効果が期待できるため、乾燥フケを抑えるのに効果的です。
まとめ
本当に簡単にアミノ酸シャンプーについてまとめてみました。成分などについて書くときりがなく、いろいろな特性があります。
これはほんの一部に過ぎず、合う髪質、合わない髪質などたくさんあります。
ただシャンプー選びはとても大切です。
少しでもシャンプー選びの参考になればと思います。
今後もなるべく分かりやすく簡単にシャンプーについて書けたらなと思います。