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【知の撹拌】読んだ本を混ぜてChat GPTに質問してみる
色んな本を読んでいると矛盾を感じる点や概念が近いものが出てモヤモヤする。
そこで、Chat GPTと対話しまくることで、フィルターバブルに気をつけつつ、情報の整理(アナロジー)と発展をさせることができます。大変だけど楽しい♪
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「イシューから始めよ」×「イーロン・マスク」【Chat GPTへの質問】
良いイシューの三条件として、
1. 本質的な選択肢である(答えが出ると影響が大きい)
2. 深い仮説がある(新しい構造で世の中を説明)
3. 答えを出せる(現在の技術で答えを出せる)
がある。
イーロン・マスクさんは、本質的なイシューに取り組んでいるが、火星移住計画やニューラリンクなど、「3. 答えを出せる」は当てはまらいように感じました。それについてどう思いますか?
【回答】
確かに、イーロン・マスク氏が取り組んでいるイシューは、「本質的で影響が大きい」し、「深い仮説を持っている」ものの、「現在の技術で答えを出せる」かどうかは疑問が残るものもあります。
「答えを出せる」とは、現在の技術・知識を使って結論を出せるかという意味合いが強いです。
一方で、マスク氏は「未来の技術を見越して長期的に挑戦する」ため、短期的には「答えを出せる」条件に当てはまらないことが多いかもしれません。
結論としては、「短期的には3つ目の条件を満たしていないことが多いが、長期的な視点では答えを出そうとしている」と言えます。
彼のアプローチは、「現在の技術で解決可能なイシューを選ぶ」というより、「技術の限界を押し上げながらイシューを解決していく」というスタイルです。
そのため、通常の「良いイシューの三条件」に完全には当てはまらないけれど、「未来の技術を前提としたイシュー設定」をしているという点で独自の戦略を取っていると言えます。
「多様性の科学」×「努力革命」
【質問】
「支配的ヒエラルキー」の人は「尊敬のヒエラルキー」の人よりAIのような新しいものを受け入れるのが難しいように感じる。そういう人に上手く普及させるにはどうすればいい?また、そもそも受け入れてもらう必要はあるか?
【回答】
『多様性の科学』では、組織における「支配的ヒエラルキー」と「尊敬のヒエラルキー」の違いが指摘されています。前者は権威や序列を重視し、部下が発言しづらい環境を生み出し、リーダーと同じ視点を持つ者へと変えてしまう傾向があります。一方、後者は意見しやすく受け入れられる環境を提供し、集合知の形成を促進します。
このような支配的ヒエラルキーの組織では、新しい技術やアイデア、例えばAIのような革新的なものを受け入れることが難しいとされています。その理由は、既存の権威や序列が新しい変化を阻むからです。
支配的ヒエラルキーの人々にAIを効果的に普及させるには、
1. 既存の権威やシステムと結びつける:支配的ヒエラルキーの人々は、既存の権威やルールを重視する傾向があります。そのため、AIを「政府や大手企業が推奨する技術」として位置づけることで、受け入れやすくなります。
2. 段階的な導入と成功事例の提示:小規模なプロジェクトでAIを導入し、その成功事例を共有することで、徐々に信頼を築くことができます。具体的な成果を示すことで、抵抗感を和らげる効果があります。
3. 教育とトレーニングの提供:AIに関する知識やスキルを習得するための研修やセミナーを開催し、理解を深めてもらうことで、新技術への抵抗を減らすことが期待できます。
そもそも、支配的ヒエラルキーの人々にAIを受け入れてもらう必要はあるのかについては、『多様性の科学』では、多様な視点や意見が組織の成功に不可欠であると述べられています。支配的ヒエラルキーの人々がAIを受け入れることで、組織全体の多様性が高まり、より革新的で柔軟な対応が可能となります。したがって、彼らにAIを受け入れてもらうことは、組織の発展にとって重要であると考えられます。
一方で、無理に受け入れを強制するのではなく、尊敬のヒエラルキーの文化を醸成し、自然と新しい技術やアイデアが受け入れられる環境を整えることが、長期的には効果的であると考えられます。
【追加の質問】
みんなが同じことをすると偏るので受け入れられる人だけ受け入れればいいように感じる。イノベーター理論のラガードがいてもいいのでは?
【回答】
AIのような新技術を「すべての人に強制する」ことにはリスクがあります。
技術の未熟さ:すべての業界や個人に適応できるとは限らない。
個人の価値観の尊重:技術を使うかどうかは個々の自由であるべき。
逆効果のリスク:無理に押し付けると、反発を招き、普及が遅れることもある。
→ 受け入れたい人が先に取り入れ、遅れる人がいても問題ない。むしろバランスが取れる。
「多様性の科学」×「量子力学の多世界解釈」
【質問】
コペンハーゲン解釈を採用する人は、支配的ヒエラルキーで漸進イノベーションなイメージがある。多世界解釈を採用する人は、尊敬のヒエラルキーで融合イノベーションなイメージがあるけど、どう思う?
【回答】
「支配的ヒエラルキー」は、組織内で権威や序列を重視し、トップダウンの意思決定が行われる構造を指します。このような組織では、既存の枠組みや伝統を重視し、変化よりも安定を求める傾向があります。そのため、イノベーションも既存の技術や知識の延長線上で行われる「漸進的イノベーション」が主流となりやすいと考えられます。
コペンハーゲン解釈は、量子力学の標準的な解釈として広く受け入れられており、物理学界の「既存の枠組み」として機能しています。そのため、この解釈を支持する人々は、既存の理論や枠組みを重視する傾向があり、組織内での「支配的ヒエラルキー」と親和性が高いと考えられます。また、既存の理論を基盤とした漸進的な研究や技術開発を行う傾向があるため、「漸進的イノベーション」との関連性も見出せます。「尊敬のヒエラルキー」は、組織内で知識や能力、専門性が重視され、フラットな構造で意見交換や議論が活発に行われる環境を指します。このような組織では、多様な視点やアイデアが尊重され、異なる分野や背景を持つ人々が協力して新しい価値を創造する「融合的イノベーション」が促進されやすいとされています。
多世界解釈を支持する人々は、既存の枠組みにとらわれず、新しい視点やアイデアを積極的に取り入れる傾向があると考えられます。この姿勢は、知識や能力を重視し、多様な意見を尊重する「尊敬のヒエラルキー」と親和性が高いといえます。また、異なる視点や理論を組み合わせて新たな理解を追求する姿勢は、「融合的イノベーション」との関連性も見出せます。
まとめると、ご指摘のように、コペンハーゲン解釈を支持する人々は、既存の枠組みや伝統を重視する「支配的ヒエラルキー」と関連し、漸進的な変化を好む傾向があると考えられます。一方、多世界解釈を支持する人々は、新しい視点や多様な意見を尊重する「尊敬のヒエラルキー」と関連し、異なるアイデアを融合させる「融合的イノベーション」を推進する傾向があるといえます。
【反論】
今言った私の質問を強いて反論するなら?
【回答】
量子力学の解釈(コペンハーゲン解釈や多世界解釈)を支持する個人の選択が、必ずしもその人が属する組織のヒエラルキー構造(支配的または尊敬的)やイノベーションのタイプ(漸進的または融合的)と直接結びつくとは限りません。物理学者や研究者は、科学的探求の一環として特定の解釈を支持することが多く、個人の信念や組織文化とは独立している場合があります。
コペンハーゲン解釈を支持する人々が必ずしも漸進的イノベーションのみを追求し、多世界解釈を支持する人々が融合的イノベーションのみを追求するとは限りません。科学者や技術者は、状況や目的に応じてさまざまなアプローチを採用する柔軟性を持っており、解釈の選択とイノベーションのタイプが固定的に関連付けられるわけではありません。
支配的ヒエラルキーの組織内にも革新的な考えを持つ個人が存在し、尊敬のヒエラルキーの組織内にも保守的な考えを持つ個人が存在する可能性があります。組織文化と個人の信念は必ずしも一致せず、多様な価値観や視点が共存していることが多いです。
まとめると、コペンハーゲン解釈や多世界解釈の支持と、組織のヒエラルキー構造やイノベーションのタイプとの関連性を一概に結びつけることは難しく、個人の信念や組織文化、イノベーションのアプローチは多様であり、固定的な関連性を見出すことはできません。
こういった考察を他人と話す機会が中々ないので、Chat GPTで手軽に話して思考を整理するのは楽しいです!面白いと思った方は是非やってみて下さい!
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