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君のメガネ壊したいな

最近1番好きなバンド、モーモールルギャバンの話をしようと思う。

モーモールルギャバンは2005年から活動しているスリーピースロックバンド。ドラムのゲイリー・ビッチェは数年前までポップスを名乗っていたらしいが、私が聴く限り最高にロックだと思う。

出会ったのは今年の2月のベイキャンプという音楽フェス。バンドの名前は聞いたことあるような、ないような…という感じで、彼らの曲は一曲も聴いたことがなかった。

セット転換を見ていると、ドラムセットが下手側にあって驚いた。しかもギターがいない。一体誰が歌うのかなって思ってたらドラムの人が歌ってびっくり!ドラムボーカルにめちゃめちゃそそられてたら、リハの『ユキちゃん』が始まりました。

私はゆうきという名前なんだけど、ユキちゃんを初めて聴いたとき「ゆうきちゃんって歌ってる⁉」とイタ~い勘違いをしました。でもこれが勘違いだって知った後もすっごく嬉しくてたまらなかったです。結果的にこの勘違いでモーモールルギャバンを聴くようになったといっても過言ではありません。

ライブはすごく楽しかった。サイケな恋人のパンティーコールには驚いた。正直、恥ずかしくてコールできなかった。ドラムが脱ぎだしたときはどうしようかと思った。でも、曲がすごくハマったしかっこよかった。歌詞は変態だし犯罪だし気持ち悪いって思ってしまいそうなものもあるけど、この気色悪い世界の中で変態にならない方が変態だしキモいと思うから、モールルみたいに真っ直ぐな歌詞はすごく魅力的に思った。

変態的じゃない歌もちゃんとあるのでそういう人は「悲しみは地下鉄で」を聴いてみてほしいな。うつ状態のときに1日2回は聴いてたバラードです。

最近1番好きなのは『琵琶湖とメガネと君』という曲。
モールルの曲に出てくるのは奥手で妄想大好きで極端な人(自己紹介じゃん…)だなって思うことが多いんだけど、この曲はそれがよく表れてて好き。
バイトの時間になったらぼそぼそ「死にたい死にたい」、君がいないから「死にたい死にたい」。大きい琵琶湖を見て自分の小ささに消えたくなる。極端だと感じる人もいると思うけど、小さな出来事で逝ってしまいたくなるのが日常茶飯事な私にとっては気持ちいい詩だ。

『君のメガネ壊したいな』って歌詞を聴くたびに私も誰かにこんな風に愛されたいなって思う。目が悪い私はメガネがなくなれば生活できない。すべてがぼやけてしまうから交通事故とかですぐに死ぬだろう。誰かに頼らざるを得ない。好きな人の頼らざるを得ない人になれたなら、どれだけ幸せなんだろうなー、。歌詞が願望で始まって願望で終わっているのが切なくて泣いてしまう。けどそれがすごくいい。愛って現実とのギャップだらけで悲しくて苦しくなる時もあるけど、メガネ壊したいなっていう愛情が現実に限りなく近づいている詩が好き。

モーモールルギャバンは生活の中で聴いてるとさらっと狂気的なことを歌っていたり刺さることを歌っていてすごいなぁって思うし、ライブに行くと最高に精神開放できて超気持ちよくなれるから叫びたくなる。好きなものが増えるのが久々だから毎日ドキドキしてるし、聴きこみたい曲がまだまだたくさんある。

いつか好きな人に抱きしめられて朝まで泣かれたいなー。逆でも最高だなー。なんて思います。☆

是非聴いて♡

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