津和野町 初訪問!(9月11日)
みなさん、こんにちは!
西南学院大学の井上佳音です。
このアカウントでは子ども達の声が活かされる教育をめざし、島根県津和野町の皆様と手を取り合いながら行っている架け橋プロジェクトについてご紹介していきます。
今回、第1回目は9月11日に行った「津和野町、初訪問」についてご紹介します。
島根県津和野町教育委員会は、「0歳からの人づくり」プログラム(https://www.town.tsuwano.lg.jp/www/contents/1515570765427/index.html)を行っています。津和野町教育ビジョンにおいて、「自立心と公共心に富み、自然とふるさとを愛し、共に生きる力を持って自らの人生と郷土・国家・世界の未来を切り開く津和野人の育成という基本理念を掲げ、町全体で取り組んでいます。「0歳からの人づくり」プログラムは教育環境の整備について具体的試作をより、充実・促進するための計画です。
今回は、津和野町にある保育園3園と小学校1校を訪問し、視察してきました!
今からは観察してわかったそれぞれの魅力についてご紹介します。
○日原保育園(https://tsuwano-seiryu.jp/infomation/nichihara-hoikuen/about-nitihara/)
保育所 定員:30名
令和2年に開設した保育園で施設が新しく、一つ一つの部屋が広く、子ども達がのびのびと遊んでいる印象でした。ボルダリング、鉄棒、跳び箱、平均台などが整備されていて室内でも運動を楽しめるようになっています。お外遊びでは、お庭に傾斜のある野原がありました。夏はブルーシートを引いてお水遊びをしたり、冬は雪が積もるのでソリを使って遊ぶこともできるみたいです。津和野の素晴らしい自然を生かした遊びですね。
○山のこども園 うしのしっぽ(https://www.facebook.com/YAMAnoKODOMOENN.USHInoSHIPPO/about/?ref=page_internal)
地域裁量型認定保育園 定員:23名
さぶみを中心とした高津川流域の豊かな自然の中で子ども達がのびのびと遊んでいる姿が印象的な保育園でした。自然のなかでのあそびを中心としているので、子ども達は自分達で深く考えて行動していました。竹を自分の手より大きいペンチを上手につかって切り、竹のストローをつくっていました。また、水の流れで「川に似ている!」と気づいた男の子が先生に手伝ってもらいながらも水の流れがつづくように竹を使って工作していました。自分たちですべてする「不自由さ」があるからこそ、学べる・考えることができるのだと先生方はおっしゃっていました。自分達で育てた大豆を使って味噌にして、ご飯を食べるときのお味噌汁として使っているそうですよ。また、朝の会は広い草原に椅子を並べて「今日何のあそびをするか」みんなで話し合って決めるそうです。下の写真のような壮大な草原で行います。私も実際に見て、空気がおいしく気持ちが晴れやかになりました。
○青原保育園
認定保育園 定員:30名
子ども達が遊びを提案しそれを保育者が形にしていました。その日々の姿が様々ま行事につながっていく姿が見られました。青原保育園は保育者の配置基準が豊かでした。そのため、子ども達それぞれに目をかけることができていたそうです。使用し終わった牛乳箱やカップを分別するために設けられてた段ボールにしっかりと子ども達も分別することできていました。園の周りは多くの自然に囲まれていて、自然に触れながら保育をできる環境も整っているようでした。
○日原小学校
日原小学校では、松本校長先生とお会いしました。小学生が主体的に行動するために学校のビジョンとして考えられている「がまん玉」「勇気玉」「思いやり玉」の3つの玉についてのお話を伺いました。いろんな地域から生徒が来るので2km以上離れた生徒は学校のスクールバスに乗って通学しているそうです。学校教育の連携した仕組みをつくるための保小連携のお話も伺いました。とても気さくな校長先生で津和野町出身ということで町についてのお話もしてくださいました。
今回の津和野町の視察を通して、次のような意見が岩淵先生や門田先生から挙がりました。
「通常であれば職員の削減や円の統廃合という流れになってもおかしくない。」
「0歳児の人づくりがただのスローガンではなく予算執行に覚悟が見えた。」
「丁寧に関われる保育は津和野町の特徴である」
津和野町の保育園・小学校ならではの魅力や、保小連携していくための課題などが垣間見える貴重な時間を過ごすことができました。また、津和野町のみなさんの温かいお人柄や町の趣ある雰囲気などを感じることができました!
次回10月12,13日の津和野町訪問では、保小連携の共同実践の開催を視察します。
シャボン玉づくりを題材として、探求する中から対話と協働の場面を創出することを目的としています。
子どもたちがどんな発想をもってシャボン玉づくりをしていくのか目が離せませんね。
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