お辻さんの決断 腹を決めるとき
北関東のほうから江戸に、反物をかついで行商に来るばあさん二人。
かついで来た反物を全部売り切ればそれなりのお金になったのでしょう。
一服するために神社の境内に出ている茶店に立ち寄った二人。
その神社では宮地芝居をやっていた。
幕府公認の芝居小屋とは別に、境内などを借りて小屋を建てて興行を行う宮地芝居。
大歌舞伎よりはちょっとランクが落ちる印象だけれど、中にはいい役者もいたりなんかする。
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