言葉の印象 鵜呑みにする人々
左翼とか右翼という言葉が有りますが、これは政治信条の立ち位置を表しますね。
元々この言葉には悪い意味は含まれていなかったはずですが、今はこの言葉を使う時は、
殆どの場合悪い意味で使っている様です。
左翼の人が右翼というと、悪い奴らという意味が含まれている、という感じです。
ただこれも、左から見れば右に見える、と言う様な相対的なものではないでしょうか。
ネトウヨという言葉も有ります。これも左翼の人が使う、悪い奴らという意味が含まれた言葉だと思います。
一部過激な極右の様な人も居る事は居ますが、多分に想像の領域の概念ではないでしょうか。
保守とかリベラルという言い方も有ります。昔は保守と革新と呼んでいたと思います。
保守派というのは伝統などを重んじる考え方、リベラルというのは自由主義的な考え方、なのですが、
これも多分に意味が加えられて使われている様に思います。
何が言いたいかと言うと、左翼の人が、あいつはネトウヨだ、と言ったら、
そうなのか、あいつは悪い奴なのか、と思ってしまうのは単純すぎるという事です。
左翼から見れば右翼に見えるでしょうが、右翼から見れば右翼は真ん中です。
要するに個人の感想のレベルの事なので、単純に、あいつは悪い奴なのか、と思ってしまうのはアホらしいという事です。
伝統を重んじる事は別に何も悪い事では有りませんし、暴力革命などを除いて自由主義的なのも別に悪い事では有りません。
なので、一旦、悪い意味を取り除いて冷静に考えてみる必要が有るということです。
愛国心とか道徳という言葉を使うと軍国主義者だと思ってしまう、というのもアホらしいことで、冷静に考えてから判断するべきでしょう。
もっとひどいのは、旭日旗は悪い旗だと思い込んでしまっている人まで居ます。
これは現在も公式に使われている日本の正式な旗です。
靖国神社に参拝すると軍国主義者だと思ってしまう、などというのも有ります。
みなさんがおばあちゃんのお墓参りに行くのと何も変わらない普通の事です。
A級戦犯という言葉も有りますね。ただこのA級戦犯と呼ばれる人は今は存在しません。
実際に亡くなっているから、という意味でも有りますが、国会で全会一致で名誉回復されているからで、もうその呼び名は「存在しない」と言えます。
なぜ名誉回復したのかというと、東京裁判というものが裁判とは呼べないひどいものだったからで、
このことは立場が違う人であっても、法律家であれば全員が同意する事だと思います。
ちなみにA級戦犯という言葉の意味を誤解している人も居ます。
一番悪い奴の事だと思ってしまっている人も居ますが、これはランク分けでななく、「カテゴリーA」で、罪の度合いではありません。
戦争法案などという言葉も有ります。これは平和安全法制整備法案などに反対する野党などが使う言葉ですが、
これ、法案の中身を自分で検討してから判断したほうが良いでしょう。
戦争をしたくてたまらない政府という印象を与える為に使われる言葉なので、しっかり中身を確認した方が良いと思います。
その場合は、「抑止力」という考え方を理解したうえで検討しないといけないでしょう。
あいつはケンカ強そうだから手を出すのをやめておこう、と相手が思えば戦争にならないということです。
逆に、あいつは弱そうだから、と思われたらどうなるか、これがびっくりする位露骨に手を出されています。
一番最近はクリミア半島です、調べてみましょう。
そして、チベット、ウイグル、内モンゴルなども軍隊が弱いと見るやさっと占領されてしまっています。
この辺もちょっと調べてみたほうが良いと思います。
特定秘密保護法という法律も有ります。この法律についても、これからは自由に発言できなくなる、
映画すら作れなくなる、などと言った人たちが居ますが、これも検討しましょう。
目的はスパイを防止する事です。一般国民を監視したいわけでは無いでしょう。
機密が保持できる国だと外国から認められなければ、重要な軍事機密を共有してもらえません。
敵国の軍事情報を得られなければ、防衛する上で非常に不利になってしまいます。
軍隊が移動している、ミサイル発射の準備をしている、などの情報を得なくては防衛が出来ません。
言葉を聞いて単純に思い込んでしまっている例は他にもたくさんあります。
もうここでは触れませんが、「従軍慰安婦」「セックススレイブ」「南京大虐殺」、
「韓国併合」など、嘘を元にしていたり間違った印象を信じていたりする言葉が色々ありますので、
ぜひ、興味が有れば本などを読んで検証してみるべきでしょう。
ということで、簡単に言葉の印象を鵜呑みにして信じてしまわない様に、
ある程度は色々読んで、自分で考えて判断しないといけないという事です。