ワンルーム
独身者の多くが住んでいる「ワンルーム」。
だけど、つくづく思うのだ。
独り住まいだからと言って、一部屋で足りるわけが無い。
飯を食うのも寝るのも、くつろぐのも勉強するのも、あれするのもこれするのも、なんか変なことするのも、みんな同じ部屋って、、、、。
ワンルームには長いこと住んでいた事が有るが、「せめて寝室だけでも別の部屋が有れば」と、良く思ったものだった。
ベッドだけでも別の部屋に置ければ、どんだけ楽になることか、、、。
友達の家に遊びに行くと、その多くがワンルームだ。
もう手がつけられないほど散らかっていたりする。
ひどいのになると、文字通り「足の踏み場もない」状態だ。
パソコンの横に炊飯器が置いてあったり、電子レンジの上に鏡と化粧品が置いてあったり、ベッドの横が洗濯機だったり、そりゃあもう、笑ってしまうほどひどいものだ。
そんな部屋では、ベッドに座って飯を食ったり、洗濯機の上で勉強したり、
もう笑いが止まらない、、、、。
狭すぎて、片付けるのを諦めるしかない状態だ。
やっぱり、これは
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
という憲法に反するのではないのだろうか、、、
いや、反していないかもしれないが、最低限度すぎる、と思う。
単身者はワンルーム、というヘンな標準を、
単身者でも2DK、という標準にしたほうが良い、とつくづく思う。
部屋が散らかっていると、心もきれいじゃなくなる、
心がとっちらかって、荒んでしまうと思うのだ。
賃貸マンションを建てる人たちよ、単身者向けでももうちっと広く作ってくださいな。
単身者が増えて、人口は減っているのだ。
もうちっと健康で文化的な生活を標準にしたほうが良いわなあ、、、、。
都内に住んでいる安月給の若い独身者は、給料の半分近くを家賃に持っていかれている。
こんな事では清い心など持っていられないのではないだろうか。
時々話題になる「ベーシックインカム」。
賃貸に住んでいる人に家賃補助のベーシックインカムなんかできたら、
きっと、みんな今よりお上品になれて、犯罪も減ったりするのではなかろうか、、、
居、食、寝を別々の部屋で出来れば、心の余裕も生まれるのではないだろうか。
ただねぇ、最後にひとつ言っておきたい事も有ります。
昭和の人たちは偉かった。
貧乏人は木造の六畳一間に住んでいた。
トイレは共同、風呂は無し。
六畳どころか四畳半一間だったり、下手すると三畳だったりもした。
実際に自分は中学生の時、六畳一間で風呂なし、トイレ共同のボロアパートに住んでいた。
隣の部屋は、なんと、一家四人が四畳半一間に住んでいた。
それが今ではワンルームと言っても風呂もトイレも有るし、小さくても一応キッチンも有るし、蛇口をひねればお湯が出てくるのだ。
昔から考えれば、なんという贅沢な暮らし、なのだ。
志村けんさんと柄本明さんの芸者コントが大好きです。
柄本おねえさんは、2畳一間に住んでいるそうで、
それも、畳が縦になってんのよぉ、って。
昔のことを知っているから笑えるのかも。