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べつにだいじょうぶ

何年か前に自転車の事故のニュースを見た。

女子大生が片手にスマホ、片手にコーヒーを持って自転車に乗り、

衝突した老婆が頭を打って死亡、というものだった。


危ないと思った瞬間、コーヒーを捨ててブレーキをかけられるのか、

それともコーヒーをこぼさない様にしてしまうのか、、、、。

最優先のブレーキではなく、何故かコーヒーをこぼさない様にしてしまう、

という事が起こってしまうのだろうと思う。

さらに、危ないと思ったのならまだしも、スマホを見ていて危ないとも思わなかったのかもしれない。

こうやって、後から整理すれば、とんでもない事をしたわけだけれど、

その時本人は別に大丈夫、という感じでいたのだろうと想像する。

自転車と言うものは結構気楽に乗ってしまうものだ。

事故が起こるなんて夢にも思わないのだと思う。


自分は毎日自転車で移動している。

夜、暗い公園の中を通る。

かなり暗い道なのだけれど、無灯火で突っ込んで来る自転車が思いのほか多い。

相手から自分が見えないという意識は無いのだろうか、と思う。

別に気にしなかった、とか、大丈夫だと思った、とか、気が付かなかった、とかなのだろう。

暗い道を無灯火でスピードを出して走る、スマホを見ながら走る、という、

別に大丈夫でしょ?と思いながらやってしまう事の先に、

取り返しがつかない重大な事が待ち受けている、

という意識を頭のどこかに置いていたほうが良い。


学校や会社で突然火災報知器が鳴っても、どうせ誤動作でしょ?

と、何も確認しないで居る姿も良く見る。

自分が死んでしまったり、他人を殺してしまったりする様な事が有るかもしれないという

意識をもう少し持った方が良いのではないでしょうか。


自転車保険加入が義務化された自治体が多くなっている。

自分も、「別に事故なんて起こさないよ」と思いながらも加入した。

事故によっては、高額な賠償が発生する可能性が有ります。

1年で3千円くらいです。

あまりにも平和ボケしすぎるのはアブナイです。




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