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会うことのなかった彼ら達。その2

先週から『付き合ってないけど気持ちは私に向いていた』男性の話をしております。

その男性達には…
1.実際会ったことはない
2.私を女性として「好き」と言った
…という2つの共通点があります。

今日は、2つ目『私を女性として「好き」と言った』についてお話します。
(1つ目に関しては、先週の記事をご覧ください。)

私のことを「好き」と言ったなんて、コイツ自意識過剰じゃね?と思った方もいるかもしれません。
うん。確かに、自意識過剰かもしれん。認めます。でも、自意識過剰にならないと恋は楽しめないですよね笑
だから、そのへんは多目に見てくださいませ笑

さて、チャットアプリを通じ、見ず知らずの相手と「私は、身体障害者である」と言わずに始まったメッセージのやりとり。

自分が障害者であると先に打ち明けてしまえば、大抵の人は戸惑うし、「こいつは障害者」というフィルター越しに私を映すだろうから。
当時の私は、そういうフィルター無しにして自分自身を見てほしくて。
フィルター無しの私は、どんな女の子に映るのか知りたかったんです。

変に気を遣われてる感がない、友人と話すような普通の会話が続きます。

チャットを続けていると、文字だけのやり取りにも拘らず、不思議と合う合わないが出てくるんですよね。

表面的なことを言えば、やり取りのペースだったり、言葉からの雰囲気だったり、絵文字や顔文字の使い方だったり…
なんかテンポが合うなって人とのやり取りは途切れませんでした。

すると、相手からプライベートのちょっとした愚痴を話してくれるようになるんです。さらに、日々のちょっとした出来事に関する写真を撮って送ってくれたり、相手から恋愛系の話題を振ってきたり…

そういう言動から、私に対して何らかの好意があると感じたので“私のこと好きすぎんか笑”とノリで言ったら、大体真面目に告白されます。
「女の子として意識してる、好きなんだ」と。

私は車椅子に乗っていて、身体障害者であるということを、この時点では打ち明けておりません。

でも、向こうの好意を知りながら、自分が身体障害者でいることを黙っているのって微妙に心苦しいんですよね。
騙してるわけじゃないけど、相手を騙してるみたいな…

この騙してる感に耐えられなくて、最終自分からカミングアウトしました。

"ずっと黙ってて申し訳ないんだけど、私さ、車椅子に乗ってるんだよね。身体障害者なの。"

この時の自分の心情としては「やり取りを存分に楽しんだし、これで嫌われてもいいや」って感じ。私には「もう嫌われてもいい」って腹を括らずとして言うことはできんのです。

結果として、カミングアウト後に相手との関係が悪くなったことは一度もありませんでした。

「もにこはもにこだし。気持ちは変わらない。」とあっさり受容されました。
カミングアウトすることによって「あ、俺のこと信頼してくれてる!嬉しい!」という風に受け取られることが多かったです。

絶対引かれると思ってた私には、意外な結果でした。
きっと、自分自身の障害を、勝手に自分がネガティブに過大評価していただけだったんですよね。

中高生時代、不自然な距離があった男の子は、私のことを知らなかっただけ。
そして、私自身も相手に知ってもらおうとしなかっただけ。フィルター越しに見られているのが嫌だったなら、私が相手のフィルターを壊せばよかったんですよね。
ただそれだけのことだったんだと、今なら分かります。

男性とのメッセージのやり取りを続けたことで、私の中身は健全で普通の女の子であると確信しました。
なんなら、私には、文字だけで相手の気を惹く文才が多少はある。(もちろん、相手によりけりですが…)

いや、これ、中身で勝負な平安時代だったら私結構良いトコいくんじゃね?みたいな。(調子に乗りました、ごめんなさい)

チャットアプリを通じて知り合った人と彼氏彼女になることはありませんでしたけどね。
私は、文字だけのやり取りだけで満足できるような女の子ではありませんから。かと言って、先週も話したように会うのは怖いですし。

こんなオープンには話し難いインスタントな恋愛も美味しゅうございました。

こういう経験もあって、今の私がいます。
次回は、もにこ自身の自己紹介を改めてしますね。もっと私のことを知ってくれい!
お楽しみに。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

可愛げがある、もにこ。

p.s 先週は更新できず、ごめんなさい。今のところ、月4回は更新していこうと思っています。ので、明日も更新します、見てね。

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