スポーツはやらすんじゃない!やりたくなるんだ! 自分をプロフェッショナル化するための考え方まとめ
目次
はじめに
自分勝手指導者からの脱却
プロフェッショナルになる過程で必要なこと
WhatとWhyとWhoの関係性
コミニケーションの起点と反応スタイル
まとめ
はじめに
前回の記事にたくさんの反響をいただきありがとうございました!って書きたいんですが反響は多くありませんでした!
でも、読んでくれた方から嬉しいメッセージも届きました。
おかげさまで記事をかく情熱が冷めることがなくなりました。危なくやめかけちゃいました。
だって人間だもの
首の皮が一枚ギリギリでつながっているところです。そろそろ本題に戻って行きましょうか。いま僕が注意しないといけないなと思っていることは、過去の自分に戻ることです。そうです、前回の記事でも書いたあの戦慄が走るくらいの自分勝手で寒すぎる河合 学という指導者に戻ってしまうことです。
どれだけいい内容の記事を書いても(いやっ、記事もしょぼいぞ)、トレーニングをしたとしても、自分が本来持っている目的に寄せていかなければ何の意味もない、という危機感と焦燥感に駆られています。
自分勝手指導者からの脱却
SNSでネットサーフィンをしていると溺れそうになることがありませんか?たくさんの情報があるなかで、流行りっぽいトレーニングや海外のプロがやっている練習を子どもたちにやらせていませんか?それがうまくいかずに苛立ったりしていませんか?若くして力をつけてきた選手が◯◯トレーニングをやってたからってとりいれてませんか?海外がやってるからと小さい時から戦術練習をやらせてませんか?etc どれかにあてはまったら気をつけてください。
あなたは自分勝手指導者の可能性がめちゃくちゃ高いです
個人的には、情熱だけで誤魔化そうとする人もめちゃくちゃ危険な指導者だと思ってます。
今という時間は今しかないぞ!
選ばれる人間になれ!
偉そうに言ってごめんな!
いつも学ばせてくれてありがとう!
そうなんです。
僕がそうでしたから...
情熱だけでやっていました。この時なんかはサッカーピリオダイゼーションが最高だと思っていて、年間計画を作成してそれを実施して、結果的に試合で満足な成績も残せませんでした。それなのに子どもたちは感謝の言葉を紙に書いてくれました。本当に後悔すべき日々です。
前に進むしかない。育成をもっと学ぼう。
いや、ホンマに冗談ぬきでいいコト言いまくってます。
先日のいわきFCでのセミナー後,オランダのサッカー育成システムなんかを調べていたら,オランダ社会も日本同様に子どもの運動機会喪失が問題になっているようだ.
ドイツも同様で,これは先進工業国(北半球)の社会構造変異の変遷による特異性であろう.
DFBやAjaxは,この問題をコオーディネーショントレーニングや運動スキルトレーニングなどによるデザインされた運動経験の提供により解決しようとしている.
デザインされたプログラムは一見して合理的ではあるが,それは枠を超えたところにある未知の体験と刺激,能力獲得機会を減じさせることでもある.
さ,日本はどうするのか?
弊社でセミナーをしていただいた時もそうでしたが、小俣さん曰く、そのモノゴトの歴史的背景から学んで行く必要性を強く勧められています。
さ、日本はどうする?
そうなんです。まずは日本をどうしよう。何とかしたい。って本気で思うなら、日本がいまどうであり、それはいつからなのか、なぜそうなったのかを追求していく必要があります。そうすれば自然とこたえに近いものがでてくるんです。
だってそうでしょ。考えて考えて考えまくっていくと、海外のどこかのチームの練習でやってたコトよりも、目の前の子どもたちにとって必要なコトを準備していけるはずなんです。
プロフェッショナルになる過程で必要なこと
サッカーでは年齢(暦年齢)によってカテゴリー分けをしてカテゴリーごとの国際大会の代表チームが編成されるようだ.
で,育成の観点で言うとU-23はU-20の選手中心,U-20はU-17の選手中心,U-17はジュニアユース中心で編成するべき.
理由は,現U-20は次代のU-23,現U-17は次代のU-20,現ジュニアユースは次代のU-17だから.
もちろん勝つとなると当然ながら,この分け方だと早熟型優位の選抜になり,さらに自然淘汰競争選抜に拍車がかかる.
逆に育成目的なら勝つことよりも経験を積むことが大事.
育成重視なら生物学年齢や発達度合などを加味した編成が可能となる.
JFAの強化システムはA代表の強化が目的であるならば各代表の選抜視点を変えてみるのもいいと思うのだが.
どう思う?
小俣さんはいつもこたえ(方法)を教えない。メッセージだ。僕はそう思っている。このメッセージを紐解いていくと、いわゆる5W2Hにおいて、Howは重要ではなく、WhatとWhyとWhoが最も重要な3点になってくる。偉そうに書いたがパクリだ。サッカー以外のところに山ほど気づきはおちている。
WhatとWhyとWhoが必要だ。
この3つをしっかりと整理し表現していかなければプロフェッショナルではありません。その通りなんですが、それが難しいんですよね...
みなさんの気持ちわかります。
ここで師匠の名言をパクリます。
しかし僕が思うに、3つは同じ時間軸の上に並んでおり、「Why」や「Who」を出すまえに、まずは「What」を解決できれば突破できるのではないかと考えています。
"人は見せてもらうまで、何が欲しいかわからないものだ。"
スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズが言っているように、目に見えないものは誰も理解してくれません。
だからみんな方法論(How)にとびついちゃうんですよね。この先、指導者として生きていくには、「What」を認めてもらうしかありません。
あなたがプロフェッショナルになる過程でも重要になってくるかもしれないので、僕の過去を参考にしてWhatとWhyとWhoの関係性を整理してみましょう。そうですまず前回書いた自分スタートアップです。
WhatとWhyとWhoの関係性
そもそも河合 学の認知なんてまったくありませんでした。今もありませんが。そのときは0からのスタートでした。
はあ?なめてんの?全く認知もされていないやつがめちゃくちゃわかりにくいWHATで勝負してました。なめてませんけどね。
そうです。WHATはアウトプットです。僕が自分の行動でリスクをとってわかっていってもらうしかないんです。超自信があったのが指導力です。そして、サッカーを教えずにサッカーをうまくするというわけわからん自論です。さて勝負させてもらえるチャンスが巡ってきました。とりあえず、サッカーチームのスプリントを高めましょう。ってことで高めました。こちらです。
気づきましたか?これどうやってデータをまとめてるの?こちらです。
他にはどんなことやってるん?気になりましたか?なってない方、本当にごめんなさい。こんなこともやってます。
僕が一回行動をおこし、アウトプットする。その後も違うアウトプットをだしていったら、どう感じましたか?最初のWHATと印象が違いませんか。
ひとつひとつのWhatがアウトプットです。What間にある関係性から少しづつ何かがみえてきそうじゃないですか。
僕でやったことでいうと、指導でチームのパフォーマンスをよくして、パフォーマンス測定『フィジそく』をやっていて、大学サッカー部選手たちとスタートしたUNIVASのモデルケースにチャレンジしたり、クーバーコーチングメソッドに必要な前提条件を整えるイベント企画実施をしています。その他スクールや講演会、コンサルティングもやっています。
こうやって、僕がアウトプットを繰り返していくと、それが僕の輪郭となって「なぜこれをやっているのか」ということが固まりはじめます。
僕たちがやる全てのコトは、この社会を変えるという強い信念のもと動いています。なぜなら違う考え方に価値があると信じているからです。僕たちがこの社会を変えるための手段。それは、選手や子どもたちの《今》をわかりやすく《みえる》ようにして、時間の有効活用を可能にするために《パッとチェック》するコトです。それがフィジそくでありP+Cなのです。
そうです。なぜ僕が行動をおこすかというと社会を変えたいんです。どんな社会を変えたいんだ?シンプルです。スポーツ・運動指導において目の前の子どもや選手が中心の社会を実現させたいんです。結果、子どもたちが大きくなって大好きなスポーツを楽しみ、その幸せが大きな輪になって欲しいんです。そのためにリスクをとり覚悟をもって行動をしているんです。
でもですよ、こんな暑苦しい想いであるWhyだけが言語化されていても、世の中の皆さんはこう考えるはずです。口だけだ。
WhatのないWhyには信用がない。
言い換えると、いま自分が何者でもない人は、本業でも副業でも何でもいいから目的につながるようなアウトプット(What)をしなければ、誰の目にも止まりません。指導者がプロフェッショナルになるということは誰かの目に止まる必要があるんです。
誰かは集めるんじゃない、Whatに集まるんだ!
そして最後の「Who」について僕もこう考えています。
Whoは相手が認識するものだということです。自分が伝えたいメッセージが相手のなかで大きくなっていった結果が、プロフェッショナルであるあなたへの興味なのです。
自分からできるのはメッセージの方向性を整えるくらいです。この考え方は指導計画でも全く同じです。自分のメッセージがどんな誰に認知されているか、効果測定をしながら微調整をすることが重要です。サッカーのパフォーマンスの効果測定には『フィジそく』がオススメです。
あなたは誰にどんな価値を与える人ですか?
前回の記事にも繋がってきましたね。
コミニケーションの起点と反応スタイル
こんな偉そうに書いてますが恥ずかしいくらい何も成し得れてません。まだまだ世の中に影響を与えるまでになってないんです。残念ながら。だから僕は自分のことを負け犬 河合 学の挑戦とおもい、行動しています。Twitterでは #負け犬学 とかのタグをつくっています。まったく反応がありません。
なにアイツ、ただの理想論者でしょ?
そんな状態です。
これは最悪の状態です。だから今まさに最悪の状態なんです。
なぜかというと、まだまだ自分勝手指導者だからです。自分の話しばかりだからです。一緒にこの状況から脱却するための方法を考え直してみましょう。
なんでお前をたすけないとアカンねん!
そうなるんですよね。自分から一方通行に出すものなので、自分は反応される側になるんです。
指導する→子ども・選手が反応する→指導者は反応されている
反応される側ということは、反応がない場合もあります。ココです。日本の指導現場でよく目にします。
反応がないから怒る。
意味がわかりません。この場合はチャンスなんです。どうすれば反応されるのか、それは内容の質次第なのでアウトプットの質を磨くしかありません。
一番最悪なケースです。
事情はどうであれ暴力はダメです。コーチングという名の暴力もよく目にします。それは感情を高めているソレとは全く別物です。
指導者という自分が持っているスキルで相手になにができるのか。そうです。なんども問いかけます。
あなたは誰にどんな価値を与える人ですか?
この結果として評価されお金をいただきます。それがプロフェッショナルではないでしょうか?反応なしの状態はあなたがプロフェッショナルではないことを示している可能性があります。
まとめ
書きたいことを書いた感じが強くなってもごめんなさい。Whatはアウトプットです。そう考えると、行動をおこすことでしか反応を確かめられないんです。
自分勝手指導者からの脱却にはアウトプットを磨き続けることが一番の近道なんです。
好きな言葉です。
行動して、アウトプットを出して、評価されて、評価する側になれ!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。辛口引用リツイートで絡んでいただければめちゃくちゃ嬉しいです。
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