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本当に『エンジニアが案件を選べる』SES企業の見極め方
かつてのSES業界において、『エンジニア自身が参画する案件を選べる』ということは極めて希なことでした。
IT需要が右肩上がりに増加していくのに伴って、ITエンジニア不足が日に日に深刻化している昨今。
激しい『エンジニア争奪戦』に望んでいる各企業は、その採用力を高めるためにも『エンジニア満足度の向上』に力を注いでいます。
その結果、『エンジニアの要望に添った案件を選ばせる』企業がここ数年の間に増えてきているのです。
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SES企業の求人広告をみてみると、「案件をエンジニアが選べます」といった記載をよく目にします。
しかし、「案件選択の自由度は各社によって様々である」という事実はあまり知られていません。
選択の余地がわずかしかない企業もあれば、かなりの自由度で案件が選べる企業もあるのです。
これほどまでの「バラツキ」が生じてしまう背景には、営業コストの増加があります。
一般に案件選択の自由度を高めれば高めるほど、営業コストが増加してしまうのです。
「エンジニアにできる限り案件を選ばせてあげたい」と考えている会社であっても営業コストがネックとなってしまうが故に、自由度をそこまで高められない……ということが起こりうるのです。
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それでは、真に「案件選択の自由度が高いSES企業」を見極めるためにはどうすれば良いのでしょうか?
もし貴方がそれを見極めたいのであれば、採用面接などの場で「案件選択の自由度を確認する3つの質問」をしてみてください。
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「エンジニアが案件を選べる」としても、「会社が案件を絞った後に開示する」という方式であれば案件選択の自由度は低くなります。
エンジニアのスキルシートをお客様に見て貰い、10件ほどの案件が寄せられたとしましょう。
それをすべて開示するのではなく、「売上が高い案件」や「懇意にしているお客様の案件」などの基準で会社が厳選して開示しているとしたら……。
それは真に「案件を選べる」とは言えないのではないでしょうか。
実際にこのような手法を採用しているSES企業も存在していますので、「自分に届いた全ての案件を開示してくれるのか?」という点をしっかり確認することが大切になるのです。
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SES企業の中には「お客様から参画依頼が来たらお断りできない」というルールを設けている企業が存在します。
このようなルールがあっては、「案件選択を自由に行える」とは言いがたいのではないでしょうか。
お客様から参画依頼がきて、エンジニアが「YES」といってくれるのであれば、そこで営業終了となります。
しかし、エンジニアに「No」と言われてしまえば、また新しい案件を探したりしなければなりません。
営業担当の視点からみれば営業コストが大幅に変わってくるので、「参画依頼が来たら断れません」というルールにしている会社も多いのです。
「面談後にお客様から参画依頼が来てもお断りできるのか」ということは、絶対に確認しておきたいポイントのひとつですね。
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案件参画当初は「とても良い現場だな」と思っていたとしても、プロジェクトが炎上したなどの理由で参画後に労働環境が悪くなってしまうケースも珍しくはありません。
「エンジニアが離脱する = 営業対象者が増える」ということになるので、営業コスト面を考えると案件離脱を抑制したいと考えがちです。
そのため「案件離脱の決定権がエンジニアにない」という企業も珍しくはないのですが、「案件選択の自由度」という観点ではマイナスといえます。
「エンジニアが参画案件の継続/離脱を決定できるか」というのは、案件選択の自由度を左右する大きなファクターとなるのです。
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今回ご紹介した内容は、意外と知られていない事実です。
「エンジニアが案件を選べる」と謳っていたとしても、その内実はさまざま。案件選択の自由度には大きな差が生じているのです。
「自身の描いたキャリアプランに沿って案件を選びたい」と考えている方は、面接で「本当に案件選択を自由にできるのか」を確認することをおすすめいたします。