子どもの頃から小さなつづらを選ぶと決めている(4ツイート分くらい)
非常に不愉快な土日が過ぎて、すべてを含めてその不愉快さは火曜にまで及び、不愉快さを寝てやり過ごしてしもうたので睡眠時間が大幅にずれた。眠剤も少し多めに飲んだが、依存症になってもまるで構わん、依存したまま老衰で(←ここ大事)崩御してやろうと思う(自尊敬語)。
そんな夜中の三時過ぎに、第一スズメの巣近辺から不審な音、ああ、藤のからまるチャペルではない我が家のその枝をつたって野良猫がスズメのひなを襲いにきたのだった。スズメ側に立つ私はマグライトをもって猫を追い払い、猫が登れないように藤の蔓状の枝を切った。これで第一スズメの巣のヒナは立派に巣立つ。きっとお礼もされると思う。子どもの頃から小さなつづらを選ぶと決めているので早くお礼しに来い。
と庭から戻る途中にでかいテレビの音声が真夜中の斜め向かいの家から聞こえる、ああ、この住人は九十前後のお婆さんだ、夏なので網戸なのだろう、窓を開け放して深夜にテレビを観ているのだ。老人が早寝早起きというのはうそで、夜更かしの老人の方が多いのは、深夜のNHKFMの番組編成からもわかる。このことに気付いたのは三十年程前だ。
それにしてもとてつもない音量だ、そう、年寄りのテレビ音量はでかい。父が祖母に対して「なんであんなにボリューム上げてんのよwww」と茶化したが、祖母の年齢になった父のテレビの音は尋常じゃないほど大きかった。優しい私は「あの頃茶化したなあ、父よ、今自分がそうなってるのをわかるか?」などとは口が裂けてもいわない。そんな意地悪な指摘もしないああ私はとても親孝行。富士の高嶺にさも似たり。見上げられたり褒められる。