あんな雑誌誰が買うんだろうコンビニに行くといつも思う
出かけてきた の内訳。
そこそこの買物ができた。羽生ナントカの名前をみかけてアイスホッケーのスケート靴のことを思い出したのだけど、店でみてくるのを忘れたしくじった。どうせあそこはだれも行かないだれも買わない今さらアイスホッケー始める27センチの男もいないだろうと思うので月曜あたりにまわってくる。
土日はどこも人が多くてだめだな。スーパーに入る気にもならない。やっぱり巡回はド平日の昼間に限る。
ド平日、いい言葉だ。平日ドレッドノート。椎名林檎のアルバム名に使うといい。火曜とか水曜あたりは「超ド級の平日」だ。なぜなら、月曜は日曜出勤の人らの休日が多いので彼ら彼女らでそこそこ混雑している場所がある。石野真子的に表現すると、月曜日はド平日わたしじゃないわたしに逢える、的な日。
二店舗巡回した。ずいぶんと古そうな成人向け写真雑誌があって、ざっとめくると陰毛が修正されていないので、「ああ、新しいやつか」と棚に戻す。新しいったって三十年前とかだなあと思う。中のページのいかがわしい広告の東京の電話番号が四桁になってるあたりでもう「そんなに古くないなあ」と思う。三十数年前とかだけど。
以前行ってた釣り場のじいさんどもはスマホを器用に操作していた。Amazonで買い物もしていた。そういう会話をしていた。そのじいさんどもはあの雑誌を買わないだろう。あの手の雑誌を今でも買うじいさんはもっと高齢者なんだろう。そのうち売れなくなる。あと数年でなくなるだろう。
自分とまるで関係ないだろうに、ヤクザの組織図とか対立構造とかその他を詳細に記事にしているその手の雑誌を読む連中って不思議なやつらだな、あんな雑誌一体誰が買うんだろうコンビニに行くといつも思う……と一瞬思ったが、自分とまるで関係ない紀元前の国家間紛争録を楽しく三十数年もずっと読んでる私に彼らも言われたくないだろう。
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