十代や二十代前半でとても面白いと思って観てた映画を観直してみると、こんなもんを面白がってたのか……ほんとくだらないクソつまんない映画だなと思うことが増えた例えば旧タイプの任侠映画。

ファーゴ・シーズン2は、というか、ファーゴは映画もドラマも全作品が最高に面白いのだけど、私の大嫌いなやつが「初めの方をみたが面白くなさそうなので観ない」(大意)みたいなことをツイートしてて、そりゃおまえみたいなバカには理解できんだろう、川北のバカ(固有名詞)はそういうところがバカだ。私はバカが大嫌いだ。話を戻すと、そこに出てくるゲアハルト一家が昔のヤクザ。カンザスシティのギャングが会社組織になった効率のよい団体。組織として強いのは後者。ともあれ、あの大嫌いなやつ、家族もろとも不幸になっていればいいな。

大昔、十代や二十代前半でとても面白いと思って観てた映画を観直して、こんなもんを面白がってたのか……ほんとくだらないクソつまんない映画だなと思うことが増えた。きっと私が成長したのだと思うことにする。

昭和残侠伝も緋牡丹も若いころは面白かったがいまみるとなにこれwwwレベルだ。どうみても高倉健より新興ヤクザの方が話のスジは通ってるし、だからこそ残侠なんだろうけど、あの浪花節はちょっと今の鑑賞には無理だ。

映画の中で、そりゃヒールのやり口は汚いように描くし、実際ひどいこともするのだけど、主人公(高倉健)側は情緒だけで論理は筋が通ってない。一気に引いてしまう。だから「残侠」伝なのか。確か全共闘あたりがこの映画好んでいたんですよね。情緒>論理なのか、と思う。『日本侠客伝』もそう。ヒール側の細かい嫌がらせオプションは別にして、新興ヤクザの彼らの方が商売としてずっとスジが通ってる。高倉健側の言い分は無理。旧タイプのヤクザ映画、だいたい高倉健じゃない方の組の方がスジが通っている。

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