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じゃあ不要になっても売れないじゃないか、はい、そのとおりです、売れないので固定資産税だけ払い続けます。買わないほうがいい土地の上位です
日本の土地、どんな山の中でも、現在、人が住んでるところと地続きのところであれば電気はすぐその土地に引っ張ることができます。だってどんなドイナカの狭い道路にも街灯あるでしょう。あれは電気がきてる証拠。
しかし上下水道管はないところが地続きのところでもかなりあります。前面道路にその管が走ってなければ終わりです。近くまできてるんであれば自分のその土地まで掘削工事してもらえるかもしれませんが自費ですしかも莫大な費用がかかります。電気通ってるだけじゃそこには住めないのです。これは地続きでもそう。だから水道管きてるかきてないかはかなり重要。ガス電気はどうにでもなりますが上下水道だけは個人では無理。そして上下水道がないと基本そこに人間は住めない。別荘にもできない。ただの地面。
これはすでに人が住んでる住居地域でもあるんですが、下水管を隣家と共有してるような物件があります。売却時にぐっと値段が下がりますかなり下がります。現在住んでる家でさえ上下水道の配管は微妙な問題なのに(トップ画像参照)、それがそもそもないというのはどのくらいアウトなのかわかると思います。
バカの厳しい声を直接この耳で聴きたい|カワイ韓愈 / 카와이 한유|note
のつづき。
あと、建物を建ててはいけない場所というのがあります。それを市街化調整区域といいます。そこの土地は買ったところで家も建てられないです。地目が原野とか山林でも家は建てられる(上記の水道問題はあるけど)のだけど、市街化調整区域には絶対に建てられません。だから資材置き場とかの修飾語で不動産サイトで売られてますけど、普通の人は資材を置く必要もないので買わないです。じゃあ不要になっても売れないじゃないか、はい、そのとおりです、売れないので固定資産税だけ払い続けます。調整区域はだから固定資産税かなり安いです。買わないほうがいい土地の上位です。
私がその競売不動産の土地を買う時に「市街化調整区域ではないこと、一種住居地域であること、隣地に水道管が来てるので自分のところには確実に水道がひけるだろうこと、下水管も前面道路にあるだろうこと」は競売物件落札前に確認しました。私はでかい家庭菜園でもやるつもりでした。で、実際やりました。かなり楽しかったです。農耕用トラクターにそこそこ詳しくなったのはそれ。でもそのうち飽きます。スーパーで買った方が楽です。
飽きたあたりで看板出しておきました。一点モノなので買い手は大勢いなくてもいいんです。この世にたった一人だけいればいいんです。数年の間に三件くらい、買いたいです、という連絡がきました。二年に一件、みたいなレベルです。ここらへん、不動産売買を専門にやってる業者は大変だと思いますよ。どんどん仕入れて売らないとならない。この作業を継続してやらなきゃならない。だから仲介もするし管理会社の真似事もするし同じ自社サイトで健康食品も売る。
きっと私はもう不動産を買わないです。私に子どもでもいれば買うかもしれないですけど、その子どもだって、そんなとこを生活の中心にしてなかったら、それは要らないモノです。めんどくさいもの扱いです。所有権があったところで寿命的にせいぜい70年程度の自分の家です。私有に関しては、ちょっと割高ですけど、借りてた方が楽です。子どものためを考えて買うならいつでもすぐ売れるような都心部がいいです。でもそんなもの買うより純金インゴットとか現金で残しておいた方がいいです。経済学でいうリクイディティのかなり低いのが不動産です。「老後のために不動産買え」って日経や東洋経済が煽ってるのはあれ、売りたい側の連中のCMみたいなもんです。引っかからん方がいいです。あの詐欺師どもめ。