【代替ストローとして注目】HAYAMIの草ストロー
こんにちは!
川江光です!
これまで環境問題やSDGsについて記事を書いてきた中で、特にプラスチックの問題は海洋汚染だけではなく、焼却による大気汚染など地球温暖化へも大きな影響を与えるような深刻な問題として取り上げていました。
そこでエコバッグやマイボトルの持参など、自分たちにできる脱プラスチックを紹介しました。(プラスチック問題のブログはこちらから)
今同時に社会では、プラスチック削減として、プラスチックから別の素材を利用して商品を作る動きが加速しています。
今回紹介するのは、プラスチックの新しい素材として最近話題となっている草を利用した、HAYAMIの「草ストロー」です。
①100%自然由来の草ストロー
原料はベトナムのホーチミンの農村で栽培されているカヤツリグサ科のレピロニアと呼ばれる植物の茎をそのままストローにしています。
もともと、この草を編んでバッグなどが作られ観光客向けに販売されていたものから草ストローが新たに誕生したようです。
完全生分解性で道端の草木と同じように自然に還ります。使用後は動物の飼料にしたりごみゼロを目指す循環サイクルを構築させています。
②ベトナム農村地帯の雇用支援
ホーチミン郊外の農村で手作りで製造されており、仕事が減少する現地の農村地帯において若者の雇用創出にも繋がっています。
極端に値段を下げず、適正な値段で購入・販売しているフェアトレード製品です。(フェアトレード商品についての記事はこちらから)
③安全性
UV殺菌に加えて熱殺菌も行っているため、安心して使うことができます。
製造において日本の衛生基準を徹底するために、日本食品分析センターで衛生規格検査を受け、ヒ素やホルムアルデヒド、大腸菌群などいずれも検出されず無添加、無農薬、保存料不使用の完全自然由来の製品です。
またお客さんの中には使用後はペットのウサギの餌にした方もいるなど、持続可能なサイクルを構築しています。(参照:サステナブル・ブランド・ジャパン)
④使ってみました
大阪には中崎町の「ナカザキカフェ」で草ストローが使用されています。
見た目はすごくオシャレで、全く草から作られたように見えません。触ってみると竹のような感じで硬かったです。時間が経ってもしわしわにならず丈夫で、飲んでて違和感もありませんでした。
全国で120店舗が展開されており、オーガニックカフェやナチュラルカフェなどで利用されています。
⑤まとめ
プラスチックの削減に向けて紙など代替素材として使用されている例が多く見られますが、一方で、代替素材がプラスチック素材と比較すると、耐久性の面で劣っていたり、食品・飲料の風味を変えてしまったりとコストを上げた代わりの素材を使ったとしても、プラスチックの機能を再現することが難しく、代替素材の選定が課題ともなっています。
そんな中でこの草ストローは機能性はプラスチックに劣る事なく安全に使う事ができ、フェアトレード製品として生産している方達の雇用創出にもつながります。また、草木と同じように土に分解され、飼料や農場の肥料などに再利用することもできる優れものです。
SDGsや環境問題に向けて、このように様々な商品が生まれている中、自分にできるサステナブルな選択をしていくことが大事だと思いました。
草ストローについて詳しくはHAYAMI公式サイトから見てみてください。
以上
川江光
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