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新関西将棋会館12月3日オープン/最終視察の流儀
柿落としが12月3日に迫っている新関西将棋会館。
高槻市の新たな名所としても期待を集める中、聖地誕生へカウントダウンも大詰めだ。
2024年12月某日。
我々は最後の視察を敢行した。
「専用改札」完備
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我々はいきなり洗礼を浴びた。
JR高槻駅の「西改札口」が「最寄り改札」だと調べはついていたが…、
まさかまさか改札名すらも忖度力で変更になっていたとは思わなんだで。
「将棋会館口」
これが新将棋会館へのプラチナ改札口である。
全てを賭して
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このご時世、どの自治体も人口流出を食い止めるためこれでもかと策を講じている。
高槻市もその例に漏れない。
新将棋会館誘致こそが高槻市の秘蔵の策。
失敗は許されない。
高槻市はなりふり構わず将棋連盟に秋波を送りまくっていたのだ。
駅前のマンホールデザインから全面的に見直し、「はにたん(?)」で攻めに攻めていた。
徒歩50秒…
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改札を出ると将棋会館だった、、
とは流石にいかないが「徒歩50秒」という好立地だ。
「将棋会館口改札」を出るとレンガ色の新将棋会館が目にとまる。
秒読みに追われていても、新快速を目で追える超立地である。
約束された未来
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これは凄い。
将棋会館はすでに完成しており、横に公園が造園中なのだが…。
北
↑
新将棋会館 公園
↑↓徒歩50秒
「将棋会館口改札」
至・大阪ーーーーJR高槻駅ーーー
✨吉野家✨
東側は公園立地が将棋会館をしっかりガードし、南側には道路があってその向こうが直にJRの線路となっている。
日照が官によって担保された折り紙つきの超優良物件が高槻駅徒歩50秒に降臨だ。
スタバの上
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バルコニーはすこぶる奥行きがあり、テーブルをおいて四人麻雀が可能。
東側は公園立地により約束された日照があり、ガーデニングにうってつけのオアシスが駅徒歩50秒に出現だ。
このJR高槻駅の「北西部一帯」は、駅から東西南北のうち唯一の未再開発エリアであり、ここを再開発するにあたってのカンフル剤として将棋会館を誘致したと観る。
新将棋会館
↑↓徒歩50秒 スタバ
「将棋会館口改札」
至・大阪ーーーーJR高槻駅ーーーー
✨吉野家✨
スタバ
スタバ
高槻駅の北東、南西、南東にはそれぞれ「スタバ」が配置されているが、北西の新将棋会館近辺にだけスタバがない。
カネの匂いを嗅ぎつける「秀才」が北西だけは寄りつかない。
このことからも、北西部の最開発こそが焦眉の急であることは自明であろう。
我々は駅から北西一帯、新将棋会館周辺を2時間ほど歩いてみたが、北西部再開発にあたり将棋会館付近の人流活性化こそが至上命題だというコンセンサスを得た。
つまり、「棋士」に高槻の未来は託されたのだ。
傘いらずの泪道
駅チカといえば最近雨除けがついた「ペデストリアンデッキ」が大流行している。
傘ナシでも駅まで往来できちゃう優れものだ。
我々の視察はペデストリアンデッキすらも見逃さない。
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ここで時計の針は2時間ほどさかのぼる。
JR高槻駅「将棋会館口改札」を出るとすぐさま我々を「ペデストリアンデッキ」が迎えてくれた。
迎えてくれたはいいが、どうにも居心地が悪そうな格好をしている。
ワンパクな方角に屋根だけが行きたがっていて、青信号に「ダメだよ」と言われてショゲているといった風情だ。
ワンパクな方角を見上げると新将棋会館がほくそ笑んでいた。
まさかペデストリアンデッキ延長工事の黒幕が新将棋会館だったとは…
改札口名称を変えさせただけでは飽き足らず、専用ペデストリアンデッキまで誘致してしまうとは、新将棋会館の力はまったくもって偉大である。
あくまで我々の妄想力の賜物だが、周辺の諸インフラを徹底的にこれでもかと視察精査した結果、妄想は想像をとびこえ確信へと相転移した。
2026年12月までに、
「ペデストリアンデッキ」にてJR高槻駅と新将棋会館は結ばれる。
月下に吼えろ
旧将棋会館があった福島区がそうだったが、再開発による駅チカのコンパクトシティ化・高層化の波が顕著である。
高槻市にも確実にその波は訪れていた。
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彼らはバベルの塔の逸話からいったい何を学んだのだろうか。
天に挑んだ者たちの末路はどうだったか?
今こそ思い出してほしい。
パンドラの箱の底に残ったものは何だったか?
パンドラの箱の底には希望がわんさかと残った。
するってえと、彼らは大丈夫じゃねえかよ。
タワマン風が強く吹きふさぶ中で、「ペデストリアンデッキ」の整備は待ったなしだ。
夢からの助走
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視察が終わり、伝説が始まる。