タイトなタイトル

ゆで卵が売り切れていた

膝から崩れ落ちた

もう何もかもどうでもいい

両まぶたに天使の羽のタトゥーを入れ

瞬きするたびに飛んでいきそうと

思わせてやる

そしてそして

おへそがなるべく深い人を探し

寝ている隙にへそに塩水を入れ

その人が起きるもしくは寝返りするまで

そのへそでひたすら泳ごう

少し濡れたまま縁もゆかりもない乳首に繰り出し

なんか見たことあるありふれた何かを

私の脇に挟もう

そうすればラリアットをする時に

そのありふれたそれが脇から落ち

向こうで泣いている子供が泣き止むだろう

私が去ったあとどうせ誰かがありふれたそれを拾うだろう

それにより

地球が昼と夜に挟んでいた宇宙を

鳩が飛び立ったのにビックリして落とした時

向こうで泣いている朝が見様見真似で

拾ってくれるかもしれない

そうなるとやがて僕は本当に飛べる

飛んだらせっかくなので

歩いては遠いし

タクシーでは近すぎる

あのパン屋にいこう

どうせなにかしらを挟んだパンがあるだろう

それを買い

もちろん脇に挟む

そうすれば

私のラリアットでそれが落ちる待ちの子供達が

向こうの方で賑わうだろう

わざと泣き真似をして待つ子もいたりして（笑）

そんな事より

相方が不倫しました