発電についてのメモ

原発推進したいわけではないけど、どうあがいても
今は必要なんじゃないかって思ったので調べた

①性質として電力は貯蓄できない

*電気ではなく、電力。少量なら電池にできるけども需要量的に貯蓄はとてもじゃないが無理だよねって話

 ①-1 電池作るのがまずきつい

 電気は発電所から送電されてくるわけだが、どこかに貯めて流れてくわけではなく届き次第使用している
 充電式の電池もあるし可能じゃないのかと聞かれたら、技術的には可能ではある。ただし量を賄えない。

 まず充電が要されるのは非常時の備蓄や余剰の保存などが想像できるが、1つの発電所から常にどれだけ出てるかが載っているのを見てほしい
 (https://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/electricity-supply/thermal-j.html)
 ざっくり400万kwhとして考えとく。これを踏まえて、今度は消費者側を見てみる。
 一般家庭で使用する一日分でも多くて20kwhくらいとなるが、これを全部バッテリーで賄おうとすると以下リンクのが3つほど必要になる。
 (https://jp.sharp/e_solution/battery/products/wbp56_feature.html 参考リンク モバイルバッテリーでもいいけど大きさが見やすくて参考にちょうど良かったので)
 
 これを何十万人分用意するとなると、とてもじゃないが電池作るだけの資源もスペースも用意できないし、ここまでの規模だと管理方法もないので対応できない。

 ①-2 仮にできたとしても、減衰が大きい


  電池はざっくりいうと化学反応で電気を取りだしているので、取り出す前の状態をキープしているのが貯蓄状態
  ただ、その状態は反応を抑え込んでいるだけで0にはならず、部品の劣化などで取り出せる電気量が減ってしまう。
  非常時用なのである程度はしょうがないとは思うものの、発電所の規模になるとしょうがないで済ませられる量じゃないので、とても現実的とは思えない


②重要なのは需要が増減するという点(ピークアウト)

 時間帯で電気が安くなったりするのは、使う人間が夜は減るので発電してる電気も十分余裕がある状態なので需要が減って安売りしているため。

当然昼間は大体の人が起きてるから高い設定。

 これが、緊急時などで需要が増加してしまうと、発電所のキャパを超えてしまい、停電などをせざるを得なくなる。

 ②-1 自然エネルギーでは対応できない

 火力や原子力なら、出力を上げて発電量を増やすことができるので、ある程度の需要急増にも対応はできるが、
・水力 : 地形や光、風などの影響で変わるのでまばら
・風力 : 水力同様にまばらなのと、台風などではカットアウト(壊れないよう止める)するため不安定
・太陽 : 環境汚染とか生産地の人権問題とかもあるが、コストが高いわりに発電量もそこまでない、発熱すごい、夜使えない、など不安定すぎる
・地熱 : たぶん一番安定すると思うが、土地や工事の問題で量を取れない
  
など、どう頑張ってもピークアウトに対応できる要素がない。
一応、下限の発電量でほぼ賄えるほど自然発電で発電できてるなら気にしなくていい、とは思うが、現状そこまでの発電量は出ていないので、あくまでも補助程度に過ぎない


③国際情勢に影響される

 例えば石油を輸入止められちゃったら、今原発止められてるのであっけなく停電してしまう。
 戦争などで高騰してしまえば、用意できる量も減り、地域停電くらいは起きる。
 このように、②の国内の需要だけではなく、海外需要や政治的な動きでも左右される。

 ③-1 リスク分散が必要

 記載したように、メインの発電機関となる発電所では石油、ウランなど資源が必要となる。
 ただし、なんらかの理由で資源が入手できなくなれば当然発電不可となり、その発電方法での発電量が低下する。
 その分、別の発電方法で賄う必要があるので発電所の発電量を増やすか、止めていた発電所を再稼働するなどをしないといけなくなる
(現状原発止めた際、たまたま止めたまま残ってた火力発電所を今動かしている状態。老朽化とか大分心配)

 こういった条件もあり、火力だけ、とか原発だけ、とかにしていると何かあったときに立て直しができないので、リスク分散のために複数の発電方法を用意しておかないといけない。

いろんな不安要素を排除できるのが現状火力と原発のみなので、使用に不安があってもしばらくは原発は必要だと思う。資源以外にも、老朽化でいきなり止まりかねないのが現状なので


④まとめ

 単に調査したかっただけなのでまとめも何もないんだけど、こうしてみると危険だからってなにも考えずに止めるのもどうなんだろうなって思う。

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