お金、働くことが、私の価値だと思ってた。
「名もなき家事妖怪」の見本が届きました!
ジャーン!!
めっちゃ目立つ、、!笑
8日から店頭に並ぶので、見つけた方ぜひ教えてくださいね。
「名もなき家事妖怪」の出版まで、企画から数えたら2年くらいかかったかも。
執筆は、時間もエネルギーもはちゃめちゃ使うので、終わったあとは、真っ白なジョーになります。
実際、執筆中はかなり老けるんですよね。
もうクマが、タトゥーのように刻み込まれてます。
だからなのか、見本誌を手にとった瞬間は、いつも泣きそうになります。
苦労が報われるから?
無事に出版できたから?
うーん、そうなんだけど、、
なんかしっくりこない。
悲しくないのに、鼻がツーンとする感覚。
この本は、オリジナル漫画だけど、私たち夫婦の体験談が元になってます。
当時の、「形のない想い」が、「本という形」になったもの。
だから、ツーンとなるのだと思う。
ずっと一緒に生きていきたいと思った夫と、ずっと一緒にいるのが辛くなった、2年半。
慣れない育児で寝不足になり、頭も回らなくて、話し合いをする余裕もなくなって。
今思えば、働いてる夫に対して、稼ぎのない自分は、劣等感や嫉妬を抱いていたのだと思います。
その分、家事育児を一人でやらなきゃいけないと思い込んでいました。
それは言い換えれば、
働くこと(お金)>家事育児
という価値観を、持っていたのだと思います。
その時は。
そんなことないのにね。
家庭を守ること、こどもを育てること、とても素晴らしいこと。
今ならわかります。
育児は育ててるようで、私の方が育てられました。
でも、小さい頃の私は、親から守られることが少なかったから、お金の方が価値が大きくなったのかもしれない。
早く自立して、お金を稼いで、仕事で成功して、、そんなふうにして自分を必死で守ろうとしていました。
「お金、働くことは、私を守るもの」だと思っていました。
お金は、見えるものだから。
わかりやすい価値です。
一方で家事育児は、見えないもの。
価値観はバラバラ。
名もなき家事妖怪がまさにそうです。
見えないけれど、確実に存在している。
家事は、頑張ってやっても気づいてもらいにくい。
育児は、頑張ってやっても当たり前だと思われやすい。
家事も育児も、自分のためより、誰かのためのもの。
だから余計に、気づいてもらえないと虚しくなる。
夫とすれ違って、悩んで、ぶつかって、泣いて、そして向き合えたこと。
その想いを、目に見える「形」にしたものが、「名もなき家事妖怪」です。
夫と、向き合えて本当によかったと思うけど、、
向き合うことって、とってもしんどいです。
どうしてそんなにしんどいのかって、、、
家事も、育児も、伝えたい気持ちも、形にならないものばかりだから。
伝えられない。伝わらない。もどかしさがしんどいのだと思います。
夫婦で話し合うときは、見えないものを、どれだけ見えるものにして、シェアするかがポイントなんだと思う。
でも、言葉だけでは、難しくて。態度だけでも伝わらなくて。
だから、見えないものをハッキリクッキリした形にしたかった。
それが、「名もなき家事妖怪」を作った理由の一つ。
この本が、家族が一つになる橋渡しをできたら、嬉しいです。
そういう想いがあるので、今回は、できるだけ、たくさんの方に「名もなき家事妖怪」を届けられたらと思っています。
ということで、、、出版イベントもやります!
第一弾は、2/5(日)13時〜
【妻vs夫 名もなき家事バトル】をします。
妻夫がそれぞれの立場から本音でぶつかるトークバトル!
妻の代表として、ドンドコぶつかってきますので、ぜひご観覧くださいね。
第二弾は、2/9(木)
漫画家のあんじゅ先生と梅田のカフェでプチサイン会をします。貸切とかではないので、ふらっと遊びに来てください。まだ時間と場所は決まってないんですが、決まったらお知らせしますね。
Amazonで購入した方もウェルカムです!
今年はね、トークイベントの他にもワークショップにもチャレンジしたいと思ってまして、、。それも理由があるんですけど、、。また書きます!
カワグチマサミ(@kawaguchi_game)
⭐️『名もなき家事妖怪』(幻冬舎)
「夫婦関係をよくしたい」、「家族で家事シェアをしたい」、「子どもに自ら家事をしてほしい」人に読んでほしい、家事シェア漫画。
⭐️『子育てしながらフリーランス』左右社 Amazon unlimited無料期間
子育てしながらフリーランスで「いい感じ」で働くまでの赤裸々エッセイとフリーランスハウツーを詰め込んだ一冊。夫婦関係のことも赤裸々に書いてます。
⭐️『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』KADOKAWA
育児だけでなく夫婦関係や仕事でも使える自己肯定感を高める声かけの本。重版決定!