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今は料理とお酒を楽しむことでしょ、密談している場合じゃないでしょ!しょうやね~【食べログに遺された生の記録・マガジン】

2012年04月03日(火曜日)訪問

川越駅の周辺にはほとんど行ったことがなかったあたしだけど、今回は差し迫った案件があって、小雨の降る中、社長と専務と三人でちょっとした密談をするために寄らせてもらったんです。もう一種の冒険みたいなもんでしたね。

最初は、サイゼリヤで社長と二人きりで話してたんですけど、専務が到着してから少し経って、高校生や若者たちががやがやしてる中では、密談なんて無理だと判断。シーザーサラダを急いでむしゃぶりついてから、駅前の居酒屋を探し歩くことになりました。サイゼリヤのシーザーサラダってけっこうボリュームがあるのよね。

普段から居酒屋に入り浸っているわけじゃないあたしなので、居酒屋に詳しそうな専務に聞いてみたんだけど、「キャバクラなら知ってっけど、居酒屋はなぁ……」って、頼りない返事。もう専務、頼りないのなんの。でも、その場の空気を和ませる名人でもあるから不思議です。

それで、目に付いた『庄や』に飛び込んだわけです。庄やさんといえば、ずいぶん前に千葉の五井で行ったことがあるくらいで、居酒屋といえば『つぼ八』や『和民』のイメージが強かったあたしにとって、どんな雰囲気の店だったかも忘れていました。でも、「はい、よろこんで!」の掛け声を聞いて、ああ、これこれ、と思い出したんです。

密談のために入ったお店だから、やたらテンション高い「はい、よろこんで!」を言われたらちょっと調子狂っちゃうなぁと心配してたけど、意外とテンションもさほど高くなく、帰る頃には「はい、よろこんで」って言ってたのかどうかも忘れちゃうくらいの掛け声でした。

あたし個人的には、あまりテンションの高い掛け声のお店は敬遠したいタイプだから、その点は結果的によかったですね。千葉の五井の店では掛け声が心のこもってない不自然なものでしたから、接客指導が変わって雰囲気に馴染んだのかもしれないなんて思ってたら、密談にも身が入らず、社長の話も上の空。黒霧島をぐいと飲んだら、もう仕事の話なんてどこかへ吹っ飛んでしまいました。

活気のある居酒屋で密談っていうのも野暮な話です。せっかくのおいしい料理とお酒を味わわないのはもったいないですから。三人でたっぷり飲んでおいしい料理を楽しんで、1万円以内でおさまったのもまたうれしい。

居酒屋『庄や』の料理もなかなかのものでした。特にお刺身盛り合わせが新鮮で、ぷりぷりの食感がたまりませんでした。専務は焼き鳥が大好きで、タレと塩の両方を頼んでましたが、特にレバーが絶品でしたね。社長は唐揚げに夢中で、サクサクの衣とジューシーな中身に感動してました。

そんなわけで、密談という大義名分のもと、美味しい料理とお酒に囲まれて過ごす夜もまた一興。仕事の話はどこかへ消え去り、気づけば次々とオーダーしては笑い転げているあたしたち。これもまた居酒屋の魅力なのかもしれません。やっぱり、人間、楽しく食べて飲むのが一番だなぁとつくづく思いました。

庄や@川越東口店







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川越つばさ
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