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【日本酒の魅力】ゆらぎの酒〜久米桜酒造〜(2025/1/10)#10

久米桜酒造(鳥取県西伯郡伯耆町)
日本酒の概念を覆す衝撃的な味わい!

 
「身体に染み入る優しい味わい。」このセリフ、どこかで聞いたことありませんか。そうです。ナチュラルワインの魅力を紹介するときによく使われるセリフです。
 
先日、久米桜酒造の杜氏の三輪さんが当店に来てくれました。杜氏を目の前にして飲むのは自然と緊張するものです。まあでも身構えても仕方ないし、自然体で。素直なリアクションができるといいなぁ、と思いながら恐る恐る口にしました。
 
「な・な・なんじゃこりゃぁぁ〜〜〜〜!! え、まじ、うま!」
 
正直なリアクションでした。大袈裟な言い方かもしれませんが、日本酒を飲んで鳥肌が立ちました。背中がゾワゾワしたのです。
 
一般的な日本酒と比べると、異次元の味わいです。
 
簡単にいうと酸味が強いのです。悪い言い方をすると「酸っぱいお酒」です。でも酸味がないと飲み物としては飲み続けることができません。食中酒にとっては程よい酸味というのは必要な要素なのです。
 
普段からナチュラルワインを飲んでいる自分にとっては、日本酒でもこういう表現のお酒があるんだ、という驚きとどうしてこういう日本酒を造る人が少ないんだろう、という素直な疑問でした。三輪さん曰く、「ゆらぎのある酒」を造りたい、とのことです。

「民族の酒」と書かれたバックラベル

三輪さんのお酒は微生物の力を借りて、酵母無添加で仕込んだ生酛(きもと)造りのお酒です。自然界の酵母(天然酵母)が醸すアルコール発酵。培養された酵母を使用する現代の日本酒の造りとは異なります。その結果、アルコール度数10度前後という軽やかさと、甘酸っぱさ、ほろ苦さ、そして複雑な酸味が織りなす奥深い味わい。身体に染み入る飲み心地でついつい杯が進みます。


万人ウケするお酒ではないかもしれません。でも一度飲んで欲しい、このお酒の美味しさを多くの人に伝えなければいけない、と思わせてくれるお酒です。
 


車のライトが一つ一つ違うのが分かりますか?1本1本手書きのラベルです(驚)!!

実は三輪さんのお酒は川越の飲食店さんでは結構飲めるお店があります。そのお店さんの一つであるコの字酒場「goen」さんからご紹介いただき、当店でも取扱いをさせていただくことになりました。

現在のところ、オンラインショップでの販売は行なっておりませんが、川越角屋酒店本店、クレアモール店でご購入可能となっております。常温でも美味しい、燗でもさらに美味しい「ゆらぎのある酒」をぜひご堪能ください!

久米桜酒造のお酒が飲めるお店 in 川越
川越市仲町 コの字酒場 「goen」
川越市南通町 食楽たべ
川越市連雀町 すずのや


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