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八雲に出逢ってしまった

それは突然だった。恋のような。

小泉八雲(こいずみやくも)=ラフカディオ・ハーン
アイルランドから波乱万丈、アメリカなどで記者をしているときに英訳された「古事記」に出逢う。日本へ行きたい思いが募り、はじめは特派員として来日。ご縁で島根の松江に住む。

実は、大根島に移住してから、1年経っていたのですが、松江の有名人小泉八雲に興味を持つことがありませんでした。

わたしはインタビューをしてその人へ一句をお渡しすることをしているのですが、その活動の時にどうしても、その方を「雪女」の季語で表現したかったんですね。

今まで私が聞き知っていた怖い「雪女」。そうではなく、もっと温かい愛を詠みたかった。たまたま見つけた「雪女」を読んだときに、深い愛を感じました。

この人すごっ!! 言葉も本当に美しくて、愛に包まれてる。

恥ずかしながら、松江へ縁を持ってから1年を過ぎての出逢いでした。

そこからは怒涛(笑)。小泉八雲記念館へ行き、八雲の本を読む日々。
・・・最近のことなので、現在進行形ですが(汗)。

英語の原文ではなく、和訳された文章も美しく、池田雅之さんも素敵な方なのだろうなと想います。

はじめにビビっときた理由は、愛がベースで、誌的で独特な表現に加えて、記者経験からのジャーナリズム視点も感じる、個性的な表現で人間(日本人や日本の文化)を描いていることです。

小泉八雲は「怪談」が有名なのですが、生まれ故郷のケルト文化に通じる部分もあったり、ベースには日本人の生き方へのリスペクトがある点が素晴らしいと思っています。「日本の面影」は、島根、出雲への愛がいっぱい詰まっていて、感動します。

恋のような、おそらく次の場所への導きのように感じています。

小泉八雲で一句
節分や
法螺貝吹けば
全て善し

小泉八雲は文机に法螺貝を置いて、よく吹いてたそうです笑。

お茶目な人なんだろうなぁ。

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