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【第1回 競馬データ分析】新潟ダートコース編

こんばんわ。今週の競馬から新潟開催が始まりますね。通常なら福島開催だったのですが、自身の影響があり新潟での代替開催となってしまいました。大変残念です…また福島の1150mやヴァンケドミンゴの活躍を見れる日を楽しみにしています。

さて、その代替開催の新潟ですが出馬表が凄いことになっております。土日とも全12鞍ありますが、そのうち9鞍がダートのレースです。しかもあとで書きますが新潟のダートは現在1200mと1800mがほとんど。もしこの条件が得意になったら相当儲かるのでは…?という下心からこのnoteを書き始めました。少しでも新潟ダートの攻略に役立てば幸いです。


①特徴

新潟のダートコースは2001年7月に改修されて以降現在のコースになったようで、一周の距離は1,472.5mだそうです。実施される距離は、
・1200m(芝スタート)
・1800m(オールダート)
・2500m(オールダート)
※今開催2レースのみ
の3つの条件になります。2500mは18年に周回誤認した人がいたようn...あ、、、まあそれぐらいレアなコースです。本noteではメインで使用される120mと1800mにフォーカスしていきたいと思います。

どちらのコースにも共通する点としてまずスパイラルカーブがあげられます。スパイラルカーブとは端的にいえば"キツイコーナー"のことです。中央競馬では函館、福島、中京、小倉にも導入されていますが、コーナーがキツイと車が曲がり角を曲がるのと同じ理屈なので、スピードを落とさないと遠心力がかかり、外に逃げていってしまいます。そのため一般的にはスパイラルカーブのあるコースは"先行有利"とされています。ただし先ほど挙げた競馬場との違いは"直線の長さ"と"急坂の有無"です。

まず直線の長さは353.9mで中央全場のダートコースの中で第3位です。ちなみに1位は東京で501.6m、2位は中京で410.7mの第2位です。4位の阪神は352.7mなのでほとんど変わらないといえます。ただこの3場とのちがいは急坂です。この3場の場合は直線に急坂が待ち構えています。その点、新潟は平坦コースであり、最後の直線にも坂がありませんので、直線が長い平坦コースランキングがあれば1位です。
ここで一度整理しておくと、

・1200m(芝スタート)と1800m(オールダート)がメイン
・スパイラルカーブが採用されている
・直線が長く、平坦なコース

といった特徴があげられます。この特徴を踏まえて馬券的に狙える条件代わりを考えると、

・東京、阪神で先行して垂れた馬(スパイラルカーブで先行馬有利になるため)
・スパイラルカーブの平坦コース(函館、福島、小倉)で差しが届かなかった馬(コーナーはこなせれば直線が長くなるため)
・中京、阪神で好走した馬(急坂以外の条件が似ているため)

といった感じになると思います。
続いてデータを見ていきます。


②枠順有利不利

1200m

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過去10年分のデータを遡ってもきれいに外枠に行くにつれて勝率、連対立とともに上がっていきます。芝スタートのコースあるあるですが、芝を長く走れる分だけ外枠が有利とされていますがその通りのデータになりました。

1800m

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先ほどと比べるとそこまで明確ではありませが外枠より中枠もしくは内枠といえるでしょうか。スタート後、前に行きやすい内枠中枠の成績がよさそうですが、スタート後の直線が長いため外枠からも先手をとることは充分可能なので枠は特に気にしなくてもよさそう。


③得意な種牡馬

1200m

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過去10年分のデータを単適回値と単回値でソートした同じデータです。単適回値はMr.Prospector系の馬が高い傾向にあると見て取れます。これらのデータから、穴馬を狙うならミスプロ系、人気のサンデー系も軽視はできない。という結論に至りました。あまり偏った傾向は見られなかったため、最初の直線が長い1200mでパワーよりもスピードの持続力が要求されるコースなので血統よりも展開やペースに左右されるのかなと考えます。

1800m

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こちらは先ほどと逆でほとんどミスプロ系はいません。やはりサンデー系が強いです。1800mになるとある程度のスタミナが求められますが平坦コースなのでパワーに寄った外国血統よりもスピードのある日本の血統が有利に働くのではないかと考えます。


~シニスターミニスター最強説~

ここからはおまけです。上のデータをよく見ると1200m、1800mどちらにも入っているのがシニスターミニスター産駒

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A.P.Indy系の大物は出さないけどアベレージは高いイメージの種牡馬でした。最近地方で人気になっていると何かの記事で読んだ気がしてましたが気になったので少し調べました。

シニスターミニスター_1

これは全シニスターミニスター産駒のコース別成績ですが単回値が高い順に、
京都→新潟→札幌→福島...。全部直線平坦コースです。地方で走るので人気があるというのもこれが原因の1つなのかな…?と思いました。


④脚質

1200m

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1800m

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圧倒的に先行有利です。
理由としてはスパイラルカーブと直線に坂がないので先行馬が惰性で残ってしまうことが多いからではないかと考えます。そのためパワーよりスピードに優れた馬を買うべきでしょう。


⑤騎手

どの騎手を買え!って予想があるかもしれませんが周りのレベルや馬質によって変わるものだと思っていますので言及はしません。ただナナコ騎手がよく来ているイメージだったので調べてみると、新潟ダート1200mは特に減量騎手がよく来ていました。

過去3年の全場1200mの平場レースの斤量別成績

9_全場

過去10年の新潟ダート1200m平場レースの斤量別成績

10_新潟ダート1200

全場のデータを見ると☆1Kの減量騎手のみ減量なしの騎手より単適回値が高いことがわかります。しかし、新潟ダート1200mのデータでは△2K減以外の騎手で減量なしの騎手よりも高い単適回値を出していることがわかります。平坦でパワーが要求されない分なのかもしれません。
今年は新人に女性が2人おり、ほかのルーキーたちも活躍していましたので、今開催の新潟は減量騎手を要チェックや!だと思います。


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