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レビュー:ペスカドーラ町田vsシュライカー大阪 2021.07.03

前節はバサジィ大分に4-4の引き分け。4度リードされるも4度追いつき
勝ち点1を持ち帰りました。
今節は現在2位、好調なシュライカー大阪をホームに迎えます。
昨シーズンホームでは5-4勝利。アウェイでは2-3で負けてトータル1勝1敗。

スタメン

ペスカドーラ町田
GK ピレス イゴール #1
FP クレパウジ ヴィニシウス #10 
FP 倉科 亮佑 #22
FP 毛利 元亮 #18
FP 甲斐 稜人 #20

試合前4位 勝ち点7 2勝1敗1分
スタメンは前節からGK、FPを全員変更
高橋 #3 が怪我の為、ベンチ外


シュライカー大阪
GK 檜山 昇吾 #21
FP 齋藤 日向 #6
FP 加藤 未渚実 #8
FP 計盛 良太 #15
FP 加藤 翼 #19

試合前2位 勝ち点9 3勝1敗
攻撃が絶好調得点ランキング1位 加藤(翼)、2位 相井
この2人シュート成功率でも1位 加藤33.3%、2位 相井31.3%
スタメンは前節と同じ

スタメン

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シュライカー大阪の固い守備
第1ピリオドはペスカドーラ町田がボールを持ち、シュライカー大阪がカウンターを仕掛ける展開。お互いなかなか相手の守備を崩せず、いい形でチャンスを作れない。そして、10分に失点。大阪の左サイドから右サイド加藤(未)にパスが通る。倉科がディフェンスに入るが、スペースのあった縦にドリブルで突破される。イゴールがシュートブロックしたところを横パス。パスを受けた加藤(翼)が打ったシュートはクロスバーに弾かれるも、落下点にいた齋藤がダイレクトで蹴り込んで先制。左右でゆっくり回し、スペースが出来たところで右サイドの加藤が突破する。この形は試合を通して何度かあり、シュライカー大阪の1つのパターン化された攻撃だった。


ペスカドーラ町田、個人技で追いつくも・・・
チャンスが作れないペスカドーラたっだが、16分に右サイドの自陣深いところから、右サイドに流れていた毛利に縦パス。タッチライン際ギリギリで残し、ダブルタッチでディフェンスをかわし、左足で強烈なシュートをファーに打ち込む。毛利の個人技で同点に追いつく。

つづく第2ピリオドも構図は変わらず、ボールを保持しているのはペスカドーラ。しかし、パスの出しどころが見つからず、思うように繋がらない。するとフィクソの位置でボールを受けた甲斐にプレスがかかり、ボールが引っかかり、そこから大阪の計盛が得点。苦しくなったペスカドーラは残り5分でパワープレーを開始する。

万全のパワープレー対策
ペスカドーラは毛利がGKのユニフォームを着てパワープレーで得点を目指す。金山を入れてファー詰めを狙っている。中央から左サイドで作って、マークがずれたら右サイドにいる甲斐に斜めのパスを入れたい。甲斐は左利きのため、ダイレクトでゴール(前節の得点パターン)もしくはファーにシュートして金山が詰めるという狙い。

嵌められたパワープレー

スクリーンショット (6)_LI

だが、大阪はその狙いを読んで、中央から甲斐へのパスは絶対に入れさせない。逆に左サイドは深いところまでボールを入れられてもOKと割り切る。毛利と金山で被り、スペースとゴールを狙う角度が無かった。パワープレー返し、終了までの時間の使い方も上手く、試合をクローズさせられた。


シュライカー大阪は大量得点が目立っており、昨シーズンのペスカドーラとの結果を見ても「打ち合い上等」のチームかと思っていた。しかし1~4節までで複数失点したのは敗戦したバサジィ大分の2失点のみ。失点を最小限に抑えて、得点を重ねるとてもしたたかチームだった。4人セットでの交代が多く、おそらく守備面での約束事が統一されており、ボールを拾う、捨てるがはっきりしていた。監督、選手ともによく声が出ており、審判へのアピール、プレーが切れてから次のプレーまでの短い時間に声を掛け合っていた。例年、順位が上位にいることが多いチームなので、パワープレーを仕掛けられるケースが多く、その対策をしっかり積んできていた。そして、終わったと控室後で町田のチアリーダに挨拶をしていたことは、チームとしてリスペクトできる。

ペスカドーラ町田、敗戦から拾うもの
イゴールもしくはフィクソの低い位置からロングボールを蹴らされるシーンが多かったが、本石がピヴォの位置でよくハイボールを収めていた。受けたときに、2人目、3人目がフリーな状態でパスを受けられればチャンスは作れてた。得点はチームで崩したのではなく、個人技での得点。パス回しで崩すのが難しかったため、第2ピリオド途中から投入された山中 #29 が縦にいい仕掛けをいくつかしていたのが印象に残った。今回アリーナで見ていた為、ベンチを見ることができたのだが、スタメンの倉科、甲斐はベンチに戻ってから、監督の指示を受ける場面が見られた。

もちろん負けて悔しい。シュライカー大阪のチームの完成度はお見事でした。1得点で終わってしまったのは、相手の守備組織を崩すことが出来なかった為。今回出場した若手選手達に今後期待したい。

次回予告
7月11日 ホームにてボルクバレット北九州戦です。
是非会場でご観戦下さい!!
ABEMA TVにて無料配信してます。

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今回もお読みいただき、ありがとうございました。
ペスカドーラ町田、頑張れ!!


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